開運願って豆まき 4年ぶりの「節分星まつり」 佐世保・黒髪山大智院

豆まきなどでにぎわった節分星まつり=佐世保市、黒髪山大智院

 長崎県佐世保市戸尾町の黒髪山大智院(草津栄良院家)で28日、恒例の「節分星まつり」があった。新型コロナウイルスの影響で4年ぶりの開催。参拝者らが「開運豆まき」などをして家内安全や無病息災を願った。
 1月の最終日曜の午前と午後に開いている。願い事を書いた護摩木をたく「大護摩祈願」などの後、豆まき。午前の部では、今年小学校に入学する子どもや厄年、還暦などに当たる15人が「鬼は外、福は内」のかけ声に合わせ、威勢良く豆をまいた。参拝者は福にあやかろうと手を伸ばして豆を拾っていた。たこ焼きなどのキッチンカーの出店もあった。
 豆をまいた佐賀県武雄市の公務員、星山真慶さん(23)は「今年は社会人2年目。さらに充実した年になるようにと願いを込めた」と笑顔。草津院家は今年の干支(えと)の辰(たつ)にちなみ「昇り龍のように願いが成就する1年になれば」と話し、能登半島地震の早期復興にも思いをはせた。

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