マッチングアプリ婚、披露宴で大ウケした秀逸「馴れ初め紹介」 Xに見る爆笑&トラブル体験の数々

出会いの機会を提供するサービスとして、すっかり一般的になった「マッチングアプリ」。2023年11月に明治安田生命が発表した調査結果では、1年以内に結婚した夫婦の内、4人に1人がマッチングアプリで出会ったという結果も出ています。

X(Twitter)では、マッチングアプリを通じて起きたさまざまな体験談が、連日のように拡散されています。その内容はクスリと笑えるものからシビアなものまで実に多様です。ツイートまとめサービスのTogetter(トゥギャッター)が解説する「3分くらいで分かる週刊X(Twitter)トレンド【J-CAST出張版】」、今回は「Xユーザーのマッチングアプリ活用」について掘り下げます。

「良い出会い」を見つける道のりは仕事に通じる?

マッチングアプリは、使う人によって良い出会いがあった、なかなか出会えなかったなど「手ごたえ」に差があるとはよく聞く話です。良い出会いを見つけた人はいったいどんな使い方をしているのでしょうか。ヒントになりそうな一例を紹介します。

マッチングアプリで500人以上と会った末に結婚した経験を持つXユーザーが、アプリの使い方について「やる気があるなら週2?3(のペース)で新規アポとって(出会いの)母数を増やして精度を高め、PDCAを回せ!」と呼びかけ、注目されました。

「週2~3新規アポとって母数増やしてPDCA回せ」婚活マッチングアプリで出会って結婚するまでの行動は普通の営業と同じという話 - Togetter

こちらのアドバイスは「メッセージのやり取りや実際に会うことが面倒」といった理由で、マッチングアプリの利用を短期間でやめてしまう人に苦言を呈す流れで出たもの。

「新規アポ」「PDCA」など、ビジネスシーンでよく使われる言葉ではありますが、実際にそのユーザーはGoogleスプレッドシートを使って出会いの情報を管理するなど「仕事さながら」の姿勢でマッチングアプリに臨んでいたようです。

一連の投稿を見た他のユーザーからは「すごい、普通の営業と同じじゃないか」「結婚したいという目的を遂行する為にはシステマチックに、かつ労力を使う必要があるという有効な事例」といった反応が出ています。

出会った女性に誘われたバーで高額請求

Xでは、マッチングアプリを使う中で思わぬトラブルに遭った、という失敗談も数多く投稿されています。中には、犯罪まがいの出来事に巻き込まれてしまったという話も。

あるXユーザーが、マッチングアプリで出会った女性から案内されたバーで、高額な代金を請求されたという体験談が注目されました。

マッチングアプリで知り合った女の子に案内されたバーに行ったら従業員に13万円を請求された話 - Togetter

その人によると、バーについたとたん、同伴した女性が大量にお酒を注文しはじめ、お店側から13万円を請求されたそうです。女性は現金も身分証明書も所持しておらず、投稿者はいったん手持ちの4万円をお店で支払い、差額をキャッシュカードで引き出して払うことを要求されます。

実は、投稿者は事前にトラブルを警戒して、キャッシュカードを敢えて自宅に置いていたそうです。その人はそのまま警察に通報し、最終的には店側から求められた差額分を払うことは回避できたものの、「ふざけんなあの女と店」と怒りのにじむコメントをしています。

このように、マッチングアプリを通じて会う約束をした相手に案内された店で高額請求されたという、いわゆる「ぼったくり」に遭ったという話はXで比較的多く報告されています。実際、この話に対しても「同じような体験をした」という反応が複数寄せられました。

相手の素性の全てを事前に知ることが難しいというサービスの性質上、マッチングアプリを使う際にはこの手のトラブルに巻き込まれるリスクがあることも少なからず警戒する必要がありそうです。

披露宴で飛び出した「アプリ婚」の素敵な言いかえ

時代とともに「マッチングアプリ」に対する認識が変化していることを感じる話もあります。

あるXユーザーが、マッチングアプリを通じて出会った相手と結婚した弟の披露宴に出席した折の出来事。司会者が、2人の馴れ初めを紹介する際に「2人はAIの導きにより出会い」と言って、会場で大ウケしたそうです。

投稿者は、司会者の表現を称賛した上で「アプリ婚を隠そうとしないところも好感持てました」と書いています。

マッチングアプリ婚の披露宴で、馴れ初め紹介の時に司会者が『2人はAIの導きにより出会い』って言ってて会場が大ウケしてた - Togetter

世代によっては「マッチングアプリを通じて出会った」という馴れ初めに抵抗がある人もいる、という話はよく聞きます。投稿に寄せられた反応を見ても、アプリを通じて結婚した場合でも、結婚式などでは「共通の友人を通じて」と紹介されるケースが多い、という報告が目立ちます。

こうした背景もあってか、「AIの導き」という表現について「文句なしのパンチライン、最高すぎる次世代婚の形 」「マッチングアプリに抵抗がある人にも、伝え方次第で印象が変わりそう」と好意的に捉える反応が多く寄せられました。

Xで拡散されるマッチングアプリに関する話題を見ると、利用者の数だけさまざまな出会いの形や、喜怒哀楽が入り混じるドラマがあることが伝わってきます。

今後も利用者が増えていくことが予想されるマッチングアプリ、Xでも引き続き新しい話題が生まれそうです。

以上、Togetterがお送りする「3分くらいで分かる週刊X(Twitter)トレンド【J-CAST出張版】」でした。今回紹介したTogetterまとめを振り返りたい方はこちらからどうぞ。次回もお楽しみに。

【まとめ一覧】

「週2~3新規アポとって母数増やしてPDCA回せ」婚活マッチングアプリで出会って結婚するまでの行動は普通の営業と同じという話 - Togetter

マッチングアプリで知り合った女の子に案内されたバーに行ったら従業員に13万円を請求された話 - Togetter

マッチングアプリ婚の披露宴で、馴れ初め紹介の時に司会者が『2人はAIの導きにより出会い』って言ってて会場が大ウケしてた - Togetter

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