自宅に放火した32歳の男…起訴内容を認める 去年3月長野市で両親など3人の死亡火災【長野・長野市】

長野地方裁判所

長野市で去年、自宅に火を放ち3人を死亡させたとされる男の裁判員裁判が始まり、被告の男は起訴内容を認めました。

現住建造物等放火の罪に問われているのは、住所不定、就労支援施設作業員の32歳の男です。起訴状などによりますと男は去年3月、ライターで紙などに火を付け自宅を全焼させ、両親と祖母の3人を一酸化炭素中毒などで死なせたとされます。

29日に始まった裁判員裁判の初公判で、男は「間違いありません」と起訴内容を認めました。長野地検は去年、この男について精神鑑定を実施し、責任能力を問えるとして起訴しました。匿名で発表した理由について「諸般の事情を鑑みた」としています。

© 長野朝日放送株式会社