ロータスにシボレー、トヨタのブラジル販売車も 超レアな世界の名車13台が大集合 トヨタ博物館

テレビ愛知

長久手市のトヨタ博物館で開催されている「お蔵出し展」。トヨタ博物館に保管された約400台の車両の中から、13台のレアな車が展示された展示イベントです。そんな「お蔵出し展」を、長江麻美アナウンサーが巡りました。

ロータス・エラン S4(1972年 イギリス)

長江麻美アナウンサー:
「今から52年前にイギリスでつくられたスポーツカー、ロータス・エランに特別に乗車しました。車内に乗っているだけで、素敵な大人になった気分になります」

ブリティッシュグリーンと呼ばれる深い緑色が特徴的なロータス・エラン。軽快な走りを実現させるために、ボディーを軽くしています。

コルベット・スティングレイ(1963年 アメリカ)

トヨタ博物館の学芸・企画1グループの平田雅己さんに、展示された車両について話を聞きました。

トヨタ博物館 平田雅己さん:
「スポーツカーのシボレー『コルベット・スティングレイ』です。コルベットとしては2台目の車になります。とても希少な車で、後ろのスプリット・ウィンドウと呼ばれる窓のスタイルが非常にレアな車になっています」

長江アナ:
「後ろの窓の部分でしょうか」

平田さん:
「真ん中にピラーがあり、両サイドにウィンドウガラスが回り込んでいます。この形が非常に希少な車になります」

長江アナ:
「たしかに、最近の車はガラスが1枚になっています。真ん中に仕切りがあることで、かっこいいイメージになりますね!」

平田さん:
「このスタイルは非常に珍しく、人気のある車です」

DAF 600(1959年 オランダ)

「お蔵出し展」ではスポーツカーのほかに、一般の方が乗っていた車も展示されています。

平田さん:
「日本とヨーロッパの大衆車を3台、展示しています。中央はオランダの『DAF』です。オランダは現在、大衆車をつくっていませんが、量産車として世界で初めてCVT方式の無段変速機を使った車です」

フロントがかわいらしいDAF

平田さん:
「また、フロントのデザインがとても特徴的です。水平対向の空冷エンジンを搭載していてエンジンの背が低いので、フロントのノーズが特徴的な見た目になっています」

長江アナ:
「エンジンの背が低いからこそ、かわいらしいデザインに仕上がるのですね」

「お蔵出し展」は6月30日(日)まで開催されています。

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