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北京五輪競泳銅メダリストでスポーツキャスターの宮下純一さん(40)が17日、長崎市横尾3丁目の長崎外国語大で「グローバルに活躍する人になるために」をテーマに講演し、学生ら約60人が夢をかなえるための取り組み方などを学んだ。
宮下さんは鹿児島県出身。2008年北京五輪の競泳男子400メートルメドレーリレーで北島康介さんらとともに銅メダルを獲得した。
講演で宮下さんは、水嫌いを克服するために幼児期に水泳を始めたことや、水泳を辞めることを思いとどまらせてくれた恩師とのエピソードなど、五輪出場までの紆余(うよ)曲折を紹介。その上で、夢をかなえるためには「明確な夢を持ち続け、諦めないことが大事。挑戦している人だけが転がっているチャンスに気付くことができる」と語った。
宮下さんは「挑戦することをぜひ宣言してほしい」とアドバイス。「そうすれば自分の気持ちが変わり、周りも変わっていく。それが夢をつかむことにつながる」と呼びかけた。
講演会は学生のモチベーション向上につなげてもらおうと、同大保護者会が主催した。