ランタンフェスの情報 アプリで提供 地図やスタンプラリー機能 長崎市が周遊促進図る

ランタンスポットや会場の場所や、ルートの検索ができる地図のアプリ画面(長崎市提供)

 長崎市は2月9日に開幕する「長崎ランタンフェスティバル」で、観光ルートの検索やチケット購入などができるアプリ「STLOCAL」を活用したサービスを提供する。市内のイベント会場を案内する地図やデジタルスタンプラリーなどの機能をアプリ内に集約。来場者の利便性向上や市内での周遊促進を図る。
 アプリは地図大手のゼンリン(北九州市)が運営。長崎市は2021年に同社と連携協定を結んでおり、今回は市内観光のデジタルトランスフォーメーション(DX)化に向けた実証事業として行う。
 無料のアプリをダウンロードすると、2月9~25日の開催期間中に特設ページでランフェス関連のサービスを利用できる。スタンプラリーは紙を使った従来方式をやめてデジタル化。市内の7会場(興福寺、新地中華街、浜の町など)に設置されたQRコードを読み取り、スマートフォンの位置情報と組み合わせると電子スタンプを取得できる。
 アプリでは他にも、ランフェスを楽しめる観光周遊ルートを紹介する記事などを配信。ガイドの案内で夜の唐人屋敷跡を歩くイベント「ランタンフェスティバルさんぽ」は、アプリ内で予約と決済ができる。
 市観光交流推進室は「今回の実証事業で得たデータを分析し、今後の観光周遊の活性化に生かす」としている。

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