追悼と防災を願い竹灯籠作り 釜石・根浜シーサイド

電動ドリルで竹に穴を開ける参加者

 岩手県釜石市鵜住居(うのすまい)町の根浜シーサイドで27日、東日本大震災犠牲者への追悼と防災の願いを込めた竹灯籠作りが行われた。同施設キャンプ場と高台を結ぶ避難階段に設置し、2月11日から点灯する。

 市内の親子連れら6人が参加。住民の協力の下、地元で間伐された竹を使い、慣れない電動ドリルにおっかなびっくりしながら、印に沿って模様を刻んでいった。釜石・双葉小3年の三浦稜生(いつき)君は「いろんな大きさの穴を開けるのが難しかった。津波が来たときに逃げられる階段があると知ってほしい」と打ち込んだ。

 2月11日午後5時から点灯式を行い、3月31日まで土日祝日の同5~7時に点灯する。

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