バス運転手になりませんか?「超過勤務なく仕事と私生活の両立可能」京都市でPR催し

バスの運転席に座る体験を楽しむ家族連れ(京都市伏見区・京都運輸支局)

 人手不足が課題になっているバス運転手の仕事を紹介する「バスどらフェス」がこのほど、京都市伏見区の京都運輸支局であった。運転手らがやりがいを語る座談会などを通じて、魅力をPRした。

 京都府バス協会(同区)主催。路線バスの減便など担い手不足による影響が各地で出ている中、若年層を含めた幅広い世代に、バス運転手を職業の選択肢として考えてもらおうと初めて企画した。

 座談会では、運転手らが「勤務時間が一定で、仕事と私生活の両立が可能」「運転が好きな人は誰でも向いている」と仕事内容を説明。昨春運転手になった帝産観光バス京都支店の仲摩翔矢さん(24)は「お客さんから『ありがとう』と言ってもらえた時にこの仕事をしていて良かったなと思う」と話した。

 会場では運転席に座ったり、模擬運転したりする体験など多彩な催しもあった。夜行バスに乗って東京から来たという高校生の男性(16)は幼少期から興味がある仕事といい「現場の生の声を聞けて、いい機会になりました」と語った。

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