世界ボクシング協会(WBA)フライ級タイトルマッチ(23日、大阪市)を制し、岡山県内のジム所属選手として初の世界王座を獲得したユーリ阿久井政悟選手(28)=倉敷市出身=が29日、同市役所を訪れ、伊東香織市長に快挙を報告した。
所属する倉敷守安ボクシングジム(同市浜ノ茶屋)の守安竜也会長(70)とともに訪問。伊東市長から花束を受け取った阿久井選手は「倉敷の皆さんの声援が力になった。強くなるためにこれからも精進したい」、守安会長は「初防衛に向けて練習を積んでいく」と述べた。伊東市長は「市としても誇らしい」とたたえた。
阿久井選手は同市立北中2年のとき同ジムに入門した。翠松高、環太平洋大を経て2019年に日本フライ級王座に就き3度防衛。タイトルを返上して初めて挑んだ世界戦で、22戦無敗の王者アルテム・ダラキアン選手(ウクライナ)に3―0で判定勝ちした。