「回覧板を見ていない」の声多く… 町内会が“デジタル回覧板”導入

町内会にもデジタル化の波がきています。愛媛県松山市の星岡町内会がスマホなどで見られる「デジタル回覧板」を導入しました。

29日は星岡町内会の役員らが地元の市役所支所を訪れ、デジタル回覧板の導入を知らせるチラシを市の職員に手渡しました。

このデジタル回覧板は、専用アプリにIDとパスワードを入力すると、紙のものと同じ情報を閲覧できるもので、こちらでは今月中旬から試験導入しています。

従来の回覧板は、全ての世帯が確認するまで1週間ほどかかるため情報が古くなったり、届かない家があったりする一方、デジタル版ならいつでもどこでもアクセスできます。

(星岡町内会・平岡真由美さん)
「『回覧板を見ていない』という声が多く聞こえてきて。今は皆さんスマホを使っているのでデジタル回覧板を見てもらって情報を個人で得てもらうことに繋がると思って」

このほかデジタル回覧板のアプリには、自宅近くの避難所までのルートを検索できる機能なども備わっています。

星岡町内会では来年度から本格運用する予定です。

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