吉本前会長・大崎洋氏、松本人志の活動休止受け「遠くから寄り添う、それしかない」大阪・関西万博の共同座長

吉本興業ホールディングス(HD)前会長で、「大阪・関西万博催事検討会議」の共同座長を務める大崎洋氏が29日、大阪市内で、第4回「―検討会議」に出席。会議終了後の記者会見で、芸能活動休止中のダウンタウン・松本人志について「今の僕にできることは遠くから寄り添う、それしかないかなと思います」と語った。

昨年4月に吉本興業の会長職を退任し、同6月29日に退社した大崎氏は松本の状況について「僕も吉本を離れたもんですから、皆さんが出されるニュースの情報で『そうなんだな』と理解しております」と説明。その上で「(松本を)高校卒業した時から知っておりますから、今の僕にできることは遠くから寄り添う、それしかないかなと思います」と語った。

松本は「大阪・関西万博」アンバサダーを務めており、活動休止を受けての影響について「係争中になってしまいましたので、コメントは差し控えたい」としつつ「影響はないわけはない」と話した。また、代役などの代替案については「(大阪府市と)吉本興業との話し合い、本人や相方の浜田(雅功)君の意思で話し合われると思います。違うかもしれませんが」と、個人的な見解を述べた。

また、会見終了後には報道陣から松本に関する質問が相次いだが、そのほとんどを「ノーコメントで」で返し、言葉を濁した。

松本をめぐっては、昨年12月27日発売の週刊文春が女性問題を報じ、今月8日に松本は裁判に注力するために芸能活動を休止することを発表。同22日、吉本興業は松本の代理人弁護士から、一部週刊誌報道に関して訴訟を提起した旨の連絡を受けたと発表していた。

(よろず~ニュース・藤丸 紘生)

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