楽曲は25年ぶりの“Blue”新バージョン。人を動かす夢の力を描くホンダの新CMが放映開始

 本田技研工業は、2023年4月に副文を加えて再定義したグローバルブランドスローガン『The Power of Dreams How we move you』に込めた想いを発信する新グローバル企業CM『MOVE』を1月29日から全国放映開始した。

 ホンダは2001年からグローバルブランドスローガンとして、モータースポーツでもおなじみの『The Power of Dreams』のメッセージを国内外に向けて発信してきた。

 2023年4月には同グローバルブランドスローガンを再定義し『How we move you』を副文に加えることを発表した。この副文の日本語訳は「夢の力で、あなたを動かす」とされ、ホンダの原動力である“ひとりひとりの夢を実現する力が、人と、人の心を動かす”ことを示している。

 今回公開された新グローバル企業CMは『The Power of Dreams How we move you』が目指すものを具現化し、広く国内外に発信する目的で制作が行われた。

2023年4月に再定義されたホンダのグローバルブランドスローガン『The Power of Dreams How we move you』

 新CMでは「100年に一度の大変革期を迎えた社会で、これからもホンダが『存在を期待される企業』であり続けるために、ホンダはどうあるべきか、そしてお客様に何を提供するべきか」が描かれ、それぞれのシチュエーションにおいて、ホンダの過去、現在、未来のモビリティが想定された。

 新CMの特徴としては、道路や海の上、サーキット、空など、それぞれの場所で動く人の様が描かれる一方、乗っているはずのクルマやバイク、船外機などが見えないことだ。

 これは「もっと遠くへ行きたい、もっと速く移動したい、空を飛びたい』という人の“Move”に対する根源的な欲求とそれを動かす力を表現するため、エンドカット以外のCM本編映像のなかに“敢えて”モビリティを登場させていないとホンダは説明する。

 人の姿や表情、感情を中心に描き、モビリティの存在を敢えて消すことにより、さまざまな制約から解き放たれた人の身体や心が解放される様が描かれたという。

1月29日から放映が開始されたホンダの新グローバル企業CM『MOVE篇』

 またCMの楽曲には、1998年に放映され、世界中で人気を博し、後に実写化も行われたTVシリーズアニメ『カウボーイビバップ』の最終話エンディング曲であり、作曲家兼音楽プロデューサーの菅野よう子さんが手がけた『Blue』が採用された。

 この楽曲は菅野さん自身がプロデュースを行った25年ぶりの新バージョン『Blue feat. Maya』となり、SNSへの投稿動画が菅野さんの目に留まったアメリカ在住の新人高校生アーティスト“Maya”が歌唱する。

 なお、ホンダではCM放映開始にあわせて特設サイトを開設。撮影の裏側を見せるメイキング映像に加えインタビュー動画、F1ドライバーのマックス・フェルスタッペンや角田裕毅が登場予定のコンテンツを随時更新していく。

 ホンダの新グローバル企業CMやブランドメッセージについては、特設サイト『The Power of Dreams.(https://global.honda/jp/thepowerofdreams/)』をチェックしてほしい。

TVCM『MOVE』篇 60秒

URL:https://www.youtube.com/watch?v=-pciQm2j-Jw

1月29日から放映が開始されたホンダの新グローバル企業CM『MOVE篇』
特設サイトではマックス・フェルスタッペンや角田裕毅らのコンテンツも更新予定とされている

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