結婚を発表した父親がブレイクした有望株の歌舞伎俳優・坂東新悟

歌舞伎俳優の坂東新悟が28日、インスタグラムで、一般女性と婚約したことを発表した。

インスタでは指輪と花の写真とともに、《私、坂東新悟はこの度婚約相整い、3月に結婚の運びとなりました》と報告。

気になるお相手については、《一般の方のため、詳細は控えさせていただきますが、芯があり、様々なことを共有できるパートナーです》とつづった。

新悟の父といえば、2022年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で一躍ブレイクを果たした歌舞伎俳優・坂東彌十郎の長男として東京都で生まれた。

1995年7月、歌舞伎座「市川猿之助七月大歌舞伎『景清』」の敦盛嫡子保童丸で初代坂東新悟を名乗り初舞台を踏む。その際、初舞台口上も行った。以後、舞台を重ね、今や、女形の若手の注目株に成長した。

父は大河以降、すっかりテレビドラマに進出を果たしたが、新悟は昨年11月からNHKで放送されたドラマ「ドラマ10 大奥」で板倉勝静役を演じドラマデビュー。その存在が脚光を浴びた。

「父は183センチで梨園一の長身として知られているが、それに次ぐのが179センチの新悟。女形で人間国宝の坂東玉三郎は173センチで、それですら『女形としては高過ぎる』と言われていたが、新悟はそれ以上。なので、繊細な部分と長身を活かしたダイナミックな部分を融合させた女形として頭角を現すことになった。父親が先にブレイクしたことも〝追い風〟になっている」(演劇担当記者)

ドラマデビューの際、彌十郎や家族に事前報告や相談を一切しなかった為、父もニュースで初めて知り、自身の公式ブログで驚きを露わにしたほどだった。

父は遅咲きでブレイクし、新悟はしっかり歌舞伎の舞台で実績を重ねてからのドラマデビュー。〝親の七光り〟という言葉とは無縁のようだ。

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