小谷村の特産品、雪の中で育てる「雪中キャベツ」の収穫が本格化しています。野菜とは思えないほどの甘みが人気のブランド野菜ですが、気候変動の影響もあるようです。
雪の中から出てきたのは、瑞々しいキャベツ。
「雪中キャベツ」の名前の通り、根を張ったまま2週間以上雪に埋もれさせる小谷村のブランド野菜です。
■雪中キャベツを生産・猪又実 代表
「ここは年末には完全にかぶってるから1か月は彼はもう雪の中で過ごしている08/13まだ生きているからね、根を切ってないので」
1メートル以上積もった雪を重機で掘ってから人の手で収穫します。
(どこに植わってるかわかんないんですか?)
■雪中キャベツを生産・猪又実 代表
「わかんないです」
キャベツを傷つけないよう慎重に収穫しますが…
■雪中キャベツを生産・猪又実 代表
「うわちょっと待って、色々割れた、あー、いった」
「(キャベツの)真ん中差しました」
インターネットでは、1玉2000円以上で売られることもある雪中キャベツ。その最大の特長は「甘み」です。
「あれ持って行きますよ、その場で食ってみればいいね」
雪から出したばかり、収穫直後に食べさせてくれました。
雪中キャベツを生産・猪又実 代表
「これのここらへんが一番うまい」
■記者
「うーん もうシャキシャキ これ芯ですよね」
「そうそうそうそう、芯、芯です、芯、普通食べないです」
■記者
「ちょっといってみます、食べられる、芯も甘い」
「みんな言うね」
近くの道の駅おたりには、農家が持ち込んだ直売品が並んでいました。
■道の駅おたり・斉藤政志 売店主任
「生産者さんが決めているお値段なので、それで販売させて頂いていますネットとかに比べると(値段は)断然買いやすいと思います」
雪中キャベツの料理を楽しめるのが道の駅の飲食店。きょうの日替わり定食は、ロールキャベツでした。たっぷり使ったぜいたくなおかずです。
■記者
「キャベツの甘味が肉のうま味をギュッと閉じ込めていてとてもおいしいです」
■来店客
「甘くておいしいです。(キャベツの)味が濃いような気がします」
■来店客
「キャベツ自体が味が濃くて甘くて贅沢だなって思います」
きょうは小鉢にも生の雪中キャベツが。
■来店客
「生のキャベツの方がしっかり甘みを感じるなと思いました」
雪中キャベツの収穫は来月までで、道の駅でも様々なメニューで提供されます。