桐谷健太主演「坂の上の赤い屋根」に床嶋佳子、工藤美桜、七五三掛龍也らが出演。オールキャスト解禁

WOWOWで3月3日から放送・配信する「連続ドラマW 坂の上の赤い屋根」(日曜午後10:00)に、床嶋佳子工藤美桜七五三掛龍也Travis Japan)、西村元貴宮崎美子渡辺真起子が出演することが明らかになった。さらに、本作のポスターと90秒のスペシャル予告が解禁となった。

「坂の上の赤い屋根」は、人間の心の暗部を描く、“イヤミス(読後、嫌な気持ちになるミステリー)”の名手の1人、真梨幸子氏の同名小説が原作。新人作家が、18年前に起きた「女子高生両親殺害事件」をモチーフにした小説企画を、出版社の編集者に持ち込んだことから物語が始まり、やがて登場人物たちが抱える嫉妬、劣等感、孤独、過去など“黒い感情”の正体と事件の真実が明らかになっていく。

「女子高生両親殺害事件」の主犯格とされる死刑囚・大渕秀行役に橋本良亮A.B.C-Z)、大渕と獄中結婚した法廷画家・礼子役に蓮佛美沙子、大渕に破滅させられた元編集者・市川聖子役に斉藤由貴が配されており、このたび、事件の真実を握る追加キャストの11人が発表された。

渡辺が演じるのは、「轟書房」のカリスマ編集者・笠原智子。部下の橋本をはじめ、かつて上司と部下の関係だった市川など、周囲の人を利用しようとする。沙奈の母・小椋美江役には宮崎が決定した。沙奈に過剰なまでに過保護な一面があり、事件を追って小説執筆に没頭する沙奈を心配する。そのいびつな母娘の関係の背後にはある事情が。

さらに、法廷画家の礼子の母・鈴木孝子役は床嶋が担う。死刑囚の大渕と獄中結婚した娘を案じている孝子だが、娘に本当の意味で向き合えていない。工藤は、大渕に洗脳され、開業医の両親を惨殺し無期懲役となった青田彩也子役。死刑囚の妻となった姉・礼子の不器用な生き方に黒い感情を抱く弟で大手銀行員の鈴木洋平役には、七五三が抜てきされた。「轟書房」で上司の笠原に事件の小説の企画を進める橋本と沙奈を監視するように命じられ、巻き込まれていく橋本の同僚・小泉に西村が扮(ふん)する。

そのほか、親の離婚後、親戚に預けられ孤独な日々を送る大渕の幼少期は宮岡大愛が演じる。渡辺光は、死刑囚となった大渕が収監されている拘置所の刑務官・大野役。神保悟志は、地方のイベント会社社長で、高校1年生の大渕をアルバイトとして雇っていた笹井役。水崎綾女は、礼子の高校時代の友達で、礼子と大渕の獄中結婚の際もサポートする弁護士・田所弓枝。霧島れいかは、彩也子の母で、夫と共に青田クリニックを営んでいた開業医の青田早智子役。中村育二は、天下り先の商社で役員を務めており、家庭でも亭主関白な礼子の父・鈴木俊彦役。

閑静な住宅街にある赤い屋根の家。18年前、この家で開業医の両親を殺害し遺体を切り刻んだのは、実の娘の彩也子と、その恋人・大渕だった。世間を震撼(しんかん)させたこの事件は、大渕が裁判中に「早すぎた自叙伝」を出版し、過去に女子児童に手を掛けたことを告白。裁判では彼に洗脳された彩也子が凶行に及んだとされ、主犯の秀行は死刑、彩也子には無期懲役が確定した。

それから数年後。「早すぎた自叙伝」を担当した「轟書房」の編集者・橋本のもとに、新人作家・沙奈から事件をモチーフにした小説の企画が持ち込まれる。橋本と沙奈は小説の連載を実現すべく、大渕死刑囚と獄中結婚した礼子や、大渕のかつての愛人で元敏腕編集者・市川聖子ら関係者たちの取材を始めていくうちに、黒い感情に引きずり込まれる。その先には誰も知らない衝撃の真実が待ち受ける。

© 株式会社東京ニュース通信社