部活動の地域移行 仙台市の中学校で大学生がバスケットボール部を指導

教員の働き方改革のため、部活動の地域移行の取り組みが仙台市でも進んでいます。若林区の中学校では、外部の指導者による部活動の様子が公開されました。

八軒中学校の男女20人が所属するバスケットボール部で生徒たちを指導するのは、大学生の光井響平さん(22)です。

大学のバスケ部で活躍しプロ選手を目指していた三井さんは、週に1回から2回八軒中学校で指導しています。

部活動をめぐっては、教員の働き方改革のため国が2023年度から段階的な地域移行を推進しています。

仙台市も2023年11月から仙台経済同友会と連携し、加盟企業のスポーツ経験がある社員や内定者を指導者として受け入れています。

女子バスケットボール部キャプテン森こころさん「今までやったことない練習とかもたくさんあって、できないこともたくさんあるんですけど、できた時に光井さんが褒めてくれるのでうれしいです」

男子バスケットボール部古内裕也顧問「自分の業務的な負担が格段に減ったなと感じております。勝つという技術的な向上という意識が光井さんが来ていただいてから変わったように感じています」

仙台市の中学校には、仙台経済同友会との連携で光井さんの他にもう1人が外部指導者として派遣されています。今後も学校のニーズに応じて拡大していきたいとしています。

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