ラッセル・クロウ主演・監督『ポーカー・フェイス/裏切りのカード』3月公開 予告編も

オスカー俳優ラッセル・クロウが主演・監督を務めた映画『Poker Face(原題)』が、『ポーカー・フェイス/裏切りのカード』の邦題で3月1日よりTOHOシネマズ シャンテほかにて全国公開されることが決定。あわせて予告編とポスタービジュアルが公開された。

本作は、『ディバイナー 戦禍に光を求めて』以来、2度目のメガホン監督作となったクロウが、さまざまな映画への愛を追求して製作したサスペンススリラー。冒頭は、『スタンド・バイ・ミー』を思わせる、無鉄砲な少年らの青春時代をみずみずしく映し出し、時代が現代に切り替わると、先の読めないサスペンス感、侵入者により事態が変わっていくクライムスリラー感、秘密に迫る人間ドラマ感などあらゆるジャンルが盛り込まれる。

ある日、億万長者ジェイクは、長らく疎遠だった幼なじみを自身の邸宅に招待。大金を懸けたポーカーゲームを開催しようと提案する。最初は昔話に花を咲かせていた参加者たちだったが、いつしか冷や汗が流れ出し、発熱と吐き気に襲われてしまう。ジェイクは彼らに何をしたのか。ジェイクの狙いは復讐か、それとも……。

『ヴァチカンのエクソシスト』で実在の神父、『アオラレ』ではあおり運転ドライバーなどを演じてきたクロウが、本作では、オンラインポーカーゲームの開発で莫大な富を得た億万長者・ジェイクを演じる。

また、ヒップホップアーティストであり、監督・俳優としても活躍しているRZAが出演。クロウとRZAは、RZA監督作『アイアン・フィスト』など共演作も多数あり、旧知の仲である。そのほか、『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』のリアム・ヘムズワース、『ワイルド・スピード』シリーズのエルサ・パタキーもキャストに名を連ねている。リアム・ヘムズワースは『マイティ・ソー』シリーズでクロウと共演したクリス・ヘムズワースの弟で、パタキーはクリス・ヘムズワースの妻である。

公開された予告編は、ディーラーの女性が「テキサス・ホールデム一人勝ち」と、今宵行われるポーカーゲームの説明をする場面から始まる。参加者には、主人公ジェイク(ラッセル・クロウ)の幼なじみたちの姿が。楽しいポーカーナイトとなるように思えたが、映像の後半では、掛け金を吊り上げ何かを企むジェイクの表情、ピストルを構えた謎の男の侵入、人質にとられた女性など、パニックの連続が矢継ぎ早に映し出されている。

日本版ポスターでは、「タイムリミットは8時間。生死を賭けたラストゲーム。」というキャッチコピーとともに、何かを企んでいるかのような表情を浮かべるジェイクの姿が捉えられている。

(文=リアルサウンド編集部)

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