名古屋城正門に「警備あまい」 壁面に傷、悪質ないたずらか

円内を何者かに傷つけられた名古屋城正門の壁面(名古屋市提供)

 名古屋市は29日、国の特別史跡・名古屋城正門の壁面が何者かに傷つけられたと発表した。鋭利なもので「警備あまい」という文字などが彫られており、悪質ないたずらとみて愛知県警に被害届を出す方針。傷の状況を調べ、修復方法を検討している。

 市によると27日午後2時ごろ、巡回した警備員が発見した。柵が設置された立ち入り禁止の場所で、同じ警備員が25日夕に確認した際にはなかったという。傷は壁面の130センチ四方に刻まれ、「宮本」「10月4日」などの文字もあった。

 名古屋城正門は空襲で焼失し、1959年にコンクリート造りで再建された。

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