【ワシントン共同】バイデン米政権は29日、インターネット経由で計算能力が利用できるクラウドサービスの提供企業に対し、外国の顧客から高度な人工知能（AI）開発とみられる利用があった場合は、政府に報告させる規則案を作成したと発表した。中国による軍事利用も念頭に置いた動き。先端半導体の輸出規制と合わせ、安全保障上のリスク排除を目指す。
昨年10月の大統領令で各省庁に求めた、AIのリスク低減と活用に向けた施策の進み具合をまとめ、発表した。高度なAIの開発企業には、製品やサービスを流通させる前に安全性試験の結果を開示させ、開発に使うコンピューター群の規模も報告させる。
