川崎の読売G球場で照明器具落下 作業員1人負傷、LEDに交換中

 29日午後2時55分ごろ、川崎市多摩区の読売ジャイアンツ球場で、照明器具が落下して作業員の男性が頭を打ち、負傷したと119番があった。多摩署や消防によると、男性はナイター照明の部品の交換工事中で、搬送時に意識がもうろうとしていたという。署が落下原因を調べる。

 署などによると、落下したのは照明器具の安定器とみられる。当時、三塁側の照明を発光ダイオード(LED)に交換する工事中だった。

 読売ジャイアンツ球場はプロ野球巨人が練習拠点や2軍公式戦の本拠地として使用している。巨人は「今回の事故を重く受け止め、作業の安全が確認できるまで工事を全面的に中止します」などとするコメントを発表した。

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