カープ大野練習場が移転 移転先は「ちゅーぴーパーク内」 廿日市市

廿日市市にあるカープの大野練習場を移転する計画が発表されました。移転先となる場所はどんな場所なのか、取材してきました。

29日に行われたカープと中国新聞社と廿日市市3者による協定締結式。そこで発表されたのが…

廿日市市 松本太郎市長「チューピーパークに広島東洋カープの練習場、大野寮が移転するという中身になっています」

移転先となったのは大野練習場から約500m北に位置するチューピーパーク内の「ちゅーピープール」を中心とする一帯です。練習場や選手寮のほか、選手の動きなどを分析する最新のトレーニング施設も併設されるということです。

大野練習場が完成したのは1980年。トレーニングやリハビリ施設としてチームを支えてきましたが老朽化などで建て替えの検討がされていました。さらに課題の一つとなっていたのが…

吉弘翔アナウンサー「選手がバッティングをしている人工芝のここは通路なんですが手を伸ばすとネットにあたってしまうくらい、それほど大きくないという印象です」

練習場の外では…

「ここにはサブグラウンドのような形でキャッチボールをしたり、ダッシュをすることができますが、距離が短いので遠投ができない」

今回の移転先は広さをこれまでの約2.5倍に拡大。ファンと選手が触れ合える施設を目指します。

吉弘アナ「およそ2haあるというこちらの敷地にカープの大野練習場が移転してくるということで、上から見ると結構な広さがある」

プールは今年の夏に営業を終了し、2025年4月までに解体撤去して敷地を整備するということです。

カープの「大野ファーム施設(仮称)」は2029年末に完成予定です。

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