【麺バカTAR-KUNの麺ダフルライフ】奈良における煮干しラーメンのパイオニアが移転オープン! 無添加でこだわり抜いた至極の一杯をぜひ!<奈良ラーメン新時代>vol.41

【麺バカTAR-KUNの麺ダフルライフ】奈良における煮干しラーメンのパイオニアが移転オープン! 無添加でこだわり抜いた至極の一杯をぜひ!<奈良ラーメン新時代>vol.41

明けましておめでとうございます。

ラーメン記事を連載させていただいているTAR-KUNです。

今年も奈良のラーメンや、つけ麺などをたくさん紹介したいと思いますので、よろしくお願い致します。

2024年最初にご紹介するお店は【ちかみちらーめん】です。

【ちかみちらーめん】は、東京の煮干しラーメンの名店【たけちゃん にぼしらーめん】で長年修業を積まれたお店。

2009年にご主人の地元である磯城郡川西町で創業されました。

創業当初はキッチンカーでラーメンを作る【屋台ちかみちらーめん】として開店。

その後、コンテナでラーメンをいただくスタイルとなり、2014年に店舗化された実力店です。

そんな【ちかみちらーめん】さんが、2023年12月18日に同町内で移転されました。

駐車場は21台分、広々と確保されています。

煮干しデザインの看板がトレードマークの木目調の外観。

店内も真新しく広い厨房が印象的で、煮干しの良い香りが漂っています。

◾️オスス麺 醬油ラーメン

ちかみちの名前をプリントされた新しい丼で提供される醤油ラーメン。

動物系は豚骨をメインに、煮干しと合わせた無添加の“Wスープ”。

素材の本来の旨味を引き出した奥行きあるまろやかさと、醤油の心地よさを感じるスープです。

醤油ダレは、創業以来の継ぎ足し。

関東から取り寄せる醤油本来の味を引き出すため、火加減などに細心の注意をはらって極力余計なことをせずに作られています。

優しい出汁と醤油が香るこの醤油ラーメンは、やはり絶品。

生の柚子皮が乗せられており、このラーメンとぴったりの相性です。

柚子の香りにもこだわり、乾燥や冷凍モノは使いません。

麺は、創業当初から使い続ける東京の三河屋製麺所から取り寄せる細麺を使用。

「味や香り、食感など代わりが利かず、他にはない旨い麺です」と語られる通りで、シコッとしてスルスルと啜り心地も良い麺です。

トッピングは、バラ肉の脂身の旨いホロッとほどける大きなチャーシュー。

ザクッとした食感で味の染みたメンマも絶品。

◾️オスス麺 味噌らーめん

全国的に見ても珍しい、大豆から味噌を手作りしたうえで仕上げられる味噌ラーメン。

知人が自家製味噌を作っていた事から、参考に自分でも作ってみると満足できる味噌が完成。

これまで試作で作っていた味噌ラーメンから圧倒的に進化したそう。

使う塩によって劇的に味噌の出来が変わるなど、試行錯誤を繰り返して、今の味噌ができたそうです。

私もこのシーズンになると毎年食べに行くお気に入りの一杯です。

半年以上寝かして完成するこだわりの自家製味噌はコク深く、ナチュラルに出汁の旨味を引き立てます。

最後に加える山椒の香りの相性もバッチリ。

麺は醤油同様に三河屋製麺所の麺を使用されていますが、味噌に合わされるのは平打ち麺。

ツルッとしてモチモチ食感がたまりません。

味噌にトッピングされた玉葱は、このタイミングでは新玉を使用されており、甘味が強くて口の中をリセットしてくれ、またスープを啜りたくなります。

移転先の選択理由を店主に伺うと、「この結崎という場所に付いてくれた常連さんを大切にしたい気持ちから近場で探していました」。

さらに「これまで通り無添加にこだわり、『ラーメンでも食べに行こうか?そうだ、ちかみちに食べに行こか』と気軽に来てもらえるお店作りをしていきたい」と語ってくれました。

長年、奈良で愛され続ける【ちかみちらーめん】さんの、新店舗での更なる活躍を期待します!

◆Information情報

ちかみちらーめん
【住所】奈良県磯城郡川西町結崎909-1
【営業時間】11:30~14:30、17:00~20:00
【定休日】火曜、毎月1日(ツイタチ)

ちかみちらーめん

  • 住所/奈良県磯城郡川西町結崎909-1
  • 電話/-
  • 営業時間/11:30~14:30、17:00~20:00
  • 定休日/火その他休業日/毎月1日
  • 駐車場/21台

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