俳優のイ・ソンギュンさんとチョ・ユミが主演を務めた映画「眠り」が、フランスの「ジェラルメ国際ファンタスティカ映画祭」で最高賞にあたる大賞を受賞した。
同作は、新婚夫婦のヒョンス(イ・ソンギュン)とスジン(チョン・ユミ)の物語で、夫の睡眠中の異常行動により繰り広げられる恐怖を描いたミステリースリラーだ。
ポン・ジュノ監督の弟子として知られるユ・ジェソン監督の長編デビュー作である「眠り」は、2023年5月に「第76回カンヌ国際映画祭」の批評家週間に招待された。新人監督の作品としては異例のことで、独特なストーリーが好評を得た。
1994年にスタートし、今年で31回目を迎えたフランスの「ジェラルメ国際ファンタスティカ映画祭」はSF、ホラー、ファンタジージャンルの映画を主に扱っている。「眠り」の最高賞受賞は、2004年の同映画祭でキム・ジウン監督が受賞した映画「箪笥」以来、20年ぶりだ。
また韓国映画としては、「箪笥」と同年にキム・ムンセン監督の「ワンダフルデイズ」がアニメーション競争部門で最優秀作品賞を受賞。2003年の授賞式ではイ・シミョン監督の「ロスト・メモリーズ」が観客賞を受賞した。