【速報】豊田織機、車用でも不正 トヨタ、10車種出荷停止

トヨタ自動車グループの豊田自動織機は29日、フォークリフト用エンジンの排出ガス試験の不正問題を巡り、新たに自動車用ディーゼルエンジン3機種の出力試験でも法規違反が見つかったとの調査結果を発表した。フォークリフトや建設機械用でも不正が4機種から11機種に拡大した。トヨタは「ランドクルーザー」や「ハイエース」など10車種のディーゼルエンジン搭載車の出荷を停止すると発表した。豊田自動織機の伊藤浩一(いとう・こういち)社長は29日、東京都内で記者会見し「基本として順守すべき認証制度の重みに鑑み、内容を極めて重大に受け止め、深く反省する」と陳謝。経営の危機管理意識の欠如や不合理な開発スケジュール、トヨタとのコミュニケーション不足が不正につながったと説明した。

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