立川吉笑さんが大賞 全国若手落語家選手権・本選

「公推協杯 全国若手落語家選手権」本選で大賞に決まった立川吉笑さん=29日夜、東京・紀伊国屋サザンシアターTAKASHIMAYA

 入門15年以下の落語家が話芸を競う2023年度「公推協杯 全国若手落語家選手権」本選が29日、東京・紀伊国屋サザンシアターTAKASHIMAYAで開かれ、観客と審査員の投票の結果、新作落語を演じた立川吉笑さん(39)が大賞に決まった。選手権は22年度に続き2回目。賞金は50万円。

 新型コロナウイルス禍を題材にした演目「小人十九」を披露した吉笑さんは「いいことも悪いことも最終的に落語に変えて、お客さまに楽しんでほしい」と話した。

 昨年7~11月に計4回の予選が行われ、吉笑さん、笑福亭笑利さん(40)、柳亭信楽さん(40)、春風亭一花さん(37)が本選に進出した。

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