ヨルダン、後半ATの劇的2発で8強進出! 日本に勝利したイラクはフセインのゴールで一時逆転も...【アジア杯】

現地1月29日、カタールで開催されているアジアカップのラウンド16で、イラク代表とヨルダン代表が対戦した。

立ち上がりは、ポゼッションで上回るイラクが優位に立つが、ヨルダンは身体を張った守備で対抗する。

局面で見応えあるバトルが続くなか、20分、ヨルダンの攻撃で左サイドから仕掛けたアリ・オルワンが強烈な一撃を放つも、GKジャラル・ハッサンにストップされる。

21分にはイラクのフセイン・アリ・ハイダルが相手のクリアを拾い、右足を振ったが、シュートは惜しくも枠を外れる。

27分にはヨルダンにビッグチャンス。ロングパスに抜け出したオルワンが1対1を迎える。だが、これもハッサンのビッグセーブに阻まれる。

38分、今度はムーサ・タマリが力強いドリブル突破で敵3人を振り切りエリア内に侵入も、またもハッサンの牙城を崩すことができない。

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それでも、前半終了間際にゴールをこじ開ける。45+1分、センターライン付近で相手の横パスをかっさらったヤザン・アル・ナイマトが、そのまま前進。最後はハッサンのタイミングを外し、鮮やかなループシュートでネットを揺らした。

ヨルダンの1点リードで迎えた後半、ビハインドのイラクは攻勢を強めると、68分に同点に追いつく。左CKからスアド・ナティックがヘディングシュートを叩き込む。

さらに76分、イラクが試合をひっくり返す。左サイドのクロスがファーに流れると、そこにいたのは、ここまで大会通算5ゴールのアイメン・フセイン。グループステージの日本戦(2-1)で2得点のエースは、正確なトラップから右足を一閃。相手の股を抜く絶妙ショットでネットを揺らした。

だが、試合はこれで終わらない。90+5分、ヨルダンが試合を振り出しに戻す。味方のシュートのこぼれ球をヤザン・アル・アラブが押し込む。その2分後、ニザール・アル・ラシュダンが逆転弾。そしてタイムアップ。3-2。ヨルダンが劇的な逆転勝利でベスト8進出を決めた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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