連覇目指すカタール、逆転で8強進出 パレスチナの進撃ストップ

AFCアジアカップカタール2023決勝トーナメント1回戦、カタールvsパレスチナが29日に行われた。

開催国で連覇を目指すカタールは3連勝でグループステージを突破。好調のアクラム・アフィフやグループステージ第3節は温存となったエースのアルモエズ・アリなどが先発となった。1勝1分1敗で、グループステージ3位ながら、史上初の決勝トーナメント進出を果たしたパレスチナを迎え撃つ形となった。

立ち上がりはカタールがボールを支配しながらパレスチナゴールに迫ろうとするが、時間の経過とともに、パレスチナもシンプルながらソリッドな攻撃でチャンスをむしろ作っていく。すると37分、相手陣内でパスを受けたオデイ・ダバーが相手守備2人と駆け引きしながら仕掛けて前進。左足を振り抜いてネットを揺らし、パレスチナが先制する。

失点したカタールだったが、前半終了間際の45+6分、右CKからグループステージの中国戦で見せた形同様、アフィフがサインプレーでグラウンダーでマイナスパスをエリア内に蹴ると、ハサン・アル・ハイドゥースが右足で決め、同点として前半を終えた。

後半開始早々の48分、アフィフのスルーパスを受けたアルモエズ・アリがペナルティエリア内で倒されて、カタールがPKを獲得。アフィフが冷静に決めて、逆転に成功。終盤にかけてパレスチナは迫力を持ってゴールへ迫るがタイムアップ。2-1でカタールが逆転で勝利した。

勝利したカタールは、2月3日にウズベキスタンとタイの勝者と準々決勝で対戦する。

【スコア】
カタール 2-1 パレスチナ

【得点者】
37分 0-1 オデイ・ダバー(パレスチナ)
45+6分 1-1 ハサン・アル・ハイドゥース(カタール)
49分 2-1 アクラム・アフィフ(PK)(カタール)

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