やっぱり本物は違う!シーソルトオブハワイのハワイアンソルト

数年前の衝撃を忘れられない。ハワイアンソルトと書いてあるもののほとんどがハワイの塩ではないと聞いたこと。雑誌の取材で訪れた料理教室の先生から教えてもらったのですが、最後の工程をハワイで行う場合、それが例えば包装するだけでも、ハワイアンソルトと書いても問題はないのだそう。「あれれ〜」とすっかり拍子抜けすると共に、我が身の無知さに呆れてしまった。そうして調べると、市場で販売することが出来る塩をハワイで生産しているのはハワイ島とモロカイ島の2カ所だけ。カウアイ島にもソルトポンド(塩田)はありますが、残念ながら市場には出回っていません。

うっかりしていた期間が随分と長かったものの、気を取り直してハワイの塩のことをちゃんと知りたいなあと思うようになってみると、道は開けるものですね。ハワイ島で塩田を運営するサンドラさんのご自宅に招いてもらう機会に恵まれることに。
素敵なご自宅で、ハワイアンソルトのことを聞きながらの試食会は本当に楽しく学びがたくさんでした。

サンドラさんが営む「Kona Sea Salt」はハワイ島コナ空港から車で5分のところにあります。水深675mの海洋深層水から作られる世界で唯一のディープシーソルトは、グリーンランドから900年の時をかけてコナ沖に運ばれてくる海水を独自のパイプラインで集め作られる大変貴重なもの。海洋深層水から精製されるため、プラスチック汚染などの影響が少なく、ミネラルが飛び抜けて豊富なのも特徴。ミネラルが多い分、食卓塩と比べて塩化ナトリウムが少なく、減塩。だから味わいがまろやかで海塩本来の旨味を究極に感じられるというわけ。

© ハワイ州観光局