大人のひとり暮らし【後編】「初めてのアートを飾るため家具の配置を変えました」インフルエンサー しょ〜こさん

住まいは暮らしの土台です。戸建てと集合住宅、賃貸、持ち家。ひとつひとつの選択が、新しい暮らしをつくります。今の自分、これからの自分にぴったりくる住まいを見つけた人たちの実例集『大人のひとり暮らし 住まいとお金』から、インフルエンサー しょ〜こさんの暮らしを紹介する後編です。2拠点生活を始めることにしました!

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PROFILE
しょ〜こさん
インフルエンサー
京都府在住。55歳。40歳でシングルとなり、子ども3人が独立したのち53歳からインスタグラムのインフルエンサーとして活動中。
インスタグラム@shosworks

DATA
住居形態:賃貸/団地風マンション
築年数:47年(居住17年)
間取りと広さ:3DK(55㎡)

お気に入りをひとつずつ増やし、自分らしい部屋に育てていきました

味のある古道具が好き。出合いを大切にしています

和室の間仕切りにしている、古道具の本棚。主役になる家具が欲しくて、ネットオークションで手に入れたものです。ブックギャラリーのように好きな本や植物を飾っています。古道具は、ネットショップや地元の道具店での偶然の出合いから手に入れたものがほとんど。ダイニングテーブルやチェア、木製スツールも古道具です。

アンテナはいつも張って。SNSが情報源です

インスタグラムやピンタレストで目にとまったものをよく購入。今は無国籍風が気になっています。これは最近手に入れたアフリカのセヌフォスツールです。

かごは家じゅうで愛用。 しまうのが楽しくなります

「日用品をかわいくしまいたい」とずっと憧れていました。かごには生活感が出そうなものを入れ、部屋をすっきり見せています。出し入れのしやすさも合格。

花はいつもそばに。 部屋になじむガラス花器

ものを減らしたら、花や植物を世話する心の余裕も生まれました。花を買うという行為にワクワク。花器は主張しすぎず、部屋になじむデザインを選びます。

暮らしのこと

模様替えも仕事も、直感のインスピレーションで動きます

初めてのアートを飾るため家具の配置を変えました

部屋を大改造したあとも、模様替え・家具の配置換えはちょこちょことやっています。何か新しいアイデアが欲しいとき、気分を変えたいときには特に効果的。視界が変わることで、気分もリフレッシュできます。

最近取り入れてよかったのは、ミュージシャンで画家の西脇一弘さんのアートポスターです。このポスターを飾るためにテーブルや棚を配置換えしました。アート1枚でも部屋の印象がガラッと変わるのが楽しい!

「お迎えしたらこんなふうに飾りたい」と妄想していたことが実現し、満足しています。

インスタグラムの仕事をベースに空間プロデュースもしてみたい

インフルエンサーとしての仕事は、心から楽しいと思えてとても幸せです。これからは自分がいいと思う空間や部屋をつくる仕事もしてみたいと考えています。好きなことになら時間やお金をかけられるので、不動産投資にも興味があります。

運動はスタジオの力を借りる。ダンスやピラティスに夢中です

運動したいと思ってはいても、宅トレは長続きしませんでした。通うほうが私には向いているようで、ヒップホップダンス教室歴は2年。やってみたい、楽しいと思えたから続けられています。ヨガやピラティスもスタジオに通い始めたところです。

これからのこと

京都と東京。2拠点生活を始めることにしました

しょ~こさんはこの春、新たな賃貸物件を契約。いつか東京に住みたいという憧れを形にして、2拠点生活が始まります。

「理想的な古民家に出合ってしまいました。新しい空間をつくることにワクワクしています」

どのように暮らし、仕事をしていくかはまだ白紙の状態。不安要素もあります。

「でも不安からは目をそむけず、認めた上で心の隅に置いておきます。そこにフォーカスすると引き込まれるので、何か起きたら対処する覚悟だけはしているつもり。焦点を当てるのは今と未来です。どう生きたいかを常に問いかけ、それを叶えるためにお金を稼ぎたい。何かに執着していると新しいものは入ってこないから、両手は常に開いておきたいです」

古道具をそろえようか、北欧ヴィンテージにしようか、それとも李朝風? 迷いながらも楽しんで整えている最中です。いろいろなことが思いがけず一度に起こってしまいましたが、とにかくやってみて考えるつもりです。

撮影/清永 洋

※この記事は『大人のひとり暮らし 住まいとお金』主婦の友社編(主婦の友社)の内容をWeb掲載のため再編集しています。年齢等は書籍刊行当時のものです。


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