J2水戸 沖縄キャンプ 陣形確認、練度高める

守備の仕方を確認する長井(右から2人目)ら=豊見城総合公園陸上競技場

沖縄県でキャンプ中のJ2水戸は29日、豊見城総合公園陸上競技場で午前と午後の2部練習を行った。

午前は守備の連携やポジショニングなど、練度を高める実践的な練習を行った。27日のJ1G大阪との練習試合での2失点はいずれも守備の連動性を欠いたことによるもの。この日はフルコートの11対11で、DF陣を中心に、近くの選手同士が活発に議論しながら立ち位置や陣形を確認した。また、自陣ゴールに迫られた局面でのプレスバックの確認も入念に繰り返した。午前練習後のミーティングでは、浜崎監督が作戦ボードを用いて、数的不利をつくらせない動きを強い口調で説明した。

午後は基本動作の「止めて蹴る」パス回しを行った後、攻撃の組み立てを4-4-2の布陣で確認。約1時間の全体練習を締め、各選手は約15分間の個人練習に励んだ。

沖縄キャンプでは練習試合を含め、本格的なトレーニングはこの日で3日目。課題の守備と連携に多くの時間を割き、成長を図っている。新加入でセンターバックの定位置獲得に燃える牛沢は「連携が密に取れるように、その場その場でコミュニケーションを取っていきたい」と力を込めた。

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