ドコモの会員基盤を活用した次世代モビリティによる「新しい移動体験」の実現に向けた実証実験を開始

NTTコミュニケーションズ株式会社(以下 NTT Com)は、次世代モビリティでの車室空間体験における顧客の行動変容分析や周辺施設への店舗誘引などのマーケティング施策の実証実験(以下 本実験)を2024年1月30日から、愛知県長久手市の愛・地球博記念公園(以下 モリコロパーク)にて開始します。

1. 背景

モビリティにおける新たな価値「新しい移動体験」の提供をめざし、これまでNTT Comはトヨタ自動車株式会社(以下 トヨタ自動車)、トヨタ紡織株式会社(以下 トヨタ紡織)と共同でライドアトラクション用バス(※1)での車室空間体験の実証実験を行ってきました。(※2)

今回NTT Comは車室空間体験の提供とともに、新たに株式会社NTTドコモ(以下 ドコモ)の会員基盤を活用したデジタルマーケティングの検討を開始します。ドコモの会員基盤から得られる顧客の属性や趣味嗜好などの情報を用いて、キャンペーンによる車室空間体験への送客や、それぞれのニーズに合った観光地周辺施設への周遊促進を実現させることで、周辺地域の活性化をめざします。

2. 本実験の概要

(1) 本実験の内容

本実験は愛知県協力のもとトヨタ自動車、トヨタ紡織、NTT Comの三社が実施する車室空間活用の実証実験の一部としてNTT Comが実施します。

車室空間体験者、非体験者を対象に近隣店舗への周遊を促す施策を実施します。ドコモの会員基盤を活用して、実際に訪れた顧客の分析を行うことで、車室空間体験者の属性把握と車室空間体験による周遊促進効果を検証します。

将来的には、ドコモの会員基盤を活用することで、車室空間体験者の趣味嗜好に合わせた車室空間内でのAR・XR体験コンテンツの配信や広告配信の実現もめざします。

<ドコモの会員基盤と次世代モビリティの連携 将来イメージ図>

(2) 実施期間、実施場所

実施期間:2024年1月30(火)~2月6日(火)

関係者向け実施日:2024年1月30日(火)、2月6日(火)

一般客向け実施期間:2024年1月31日(水)~2月5日(月)

実施場所:愛知県長久手市 愛・地球博記念公園(モリコロパーク)

3. 車室空間体験実証について

モビリティエンターテインメント体験システムを搭載した次世代モビリティをモリコロパーク内にて周遊させます。車両位置や乗員のジェスチャーに合わせて、コンテンツ映像や五感を刺激するデバイスを制御し、移動中も楽しんでいただける車室空間体験を提供します。

4. 各社の役割

(本実験)

NTT Com:車室空間体験者の行動変容分析や周辺施設への店舗誘引といったマーケティング施策の実証

(車室空間体験実証)

トヨタ自動車:運営統括、車室空間体験車両の提供・運行

トヨタ紡織:車室空間の企画、設計、開発

NTT Com:通信環境構築

5. その他

車室空間体験実証へのご参加はオンラインでの事前予約または、当日現地での予約を受け付けております。詳細は、以下のWebサイトをご覧ください。

Webサイト:https://coubic.com/moricoro/2525020#pageContent

NTTドコモ、NTT Com、NTTコムウェアは、ドコモグループの法人事業を統合し、法人事業ブランド「ドコモビジネス」を展開しています。「モバイル・クラウドファースト」で社会・産業にイノベーションを起こし、すべての法人のお客さま・パートナーと「あなたと世界を変えていく。」に挑戦します。

https://www.nttdocomo.co.jp/biz/special/docomobusiness/

NTT Comは、事業ビジョン「Re-connect X(R)」にもとづき、お客さまやパートナーとの共創によって、With/Afterコロナにおける新たな価値を定義し、社会・産業を移動・固定融合サービスやソリューションで「つなぎなおし」、サステナブルな未来の実現に貢献していきます。

https://www.ntt.com/about-us/re-connectx.html

(※1):「ライドアトラクション用バス」は、パーク内を周遊しながら、走行位置に合わせた情報提供やエンタメ体験などを作り出すバス型のモビリティです。

(※2):「新しい移動体験」をめざした 5G・XR・AI 技術を活用したコンテンツ配信の実証実験を開始(2022年2月)

https://www.ntt.com/content/dam/nttcom/hq/jp/business/lp/5g/pdf/topics_220201_00.pdf

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