マンU、規律問題が報じられたラッシュフォードに関し声明発表「行動に対する責任を取った」

マンチェスター・ユナイテッドは29日、イングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードに関する声明を発表した。

ラッシュフォードは現地時間28日に行われたFAカップ4回戦のニューポート・カウンティ戦(4-2○)を体調不良により欠場。試合に先立ち行われた26日のトレーニングも欠席したとされている同選手だが、24日と25日に北アイルランドのベルファストにあるナイトクラブに立ち寄っていたことが複数メディアによって報じられている。

試合後にラッシュフォードのついて問われたエリック・テン・ハフ監督は「彼は体調不良だと報告した。残りは内部の問題であり、私がそれに対処する」とコメント。過去にも“マンチェスター・ダービー”敗戦直後のナイトクラブ通いやミーティングへの遅刻など、規律面での問題が度々指摘されていたこともあり、今回の事実関係や同選手をめぐる状況には注目が集まっていた。

そして迎えた29日、マンチェスター・ユナイテッドはラッシュフォードに関する声明を発表。「マーカスは自分の行動に対する責任を取った。この件は内部懲戒問題として処理されており、現在は終了している」と事態の収束を宣言している。同選手は既にトレーニングへ復帰しており、現地時間2月1日に行われるプレミアリーグ第22節ウルヴァーハンプトン(ウルブス)戦の出場も可能だという。

なお、マンチェスター・ユナイテッドではテン・ハフ監督との関係が悪化したイングランド代表FWジェイドン・サンチョがトップチームから除外され、今冬の移籍市場でドルトムントにレンタル復帰したほか、ブラジル代表FWアントニーに元恋人へのDV疑惑が浮上するなど、規律面での問題が度々浮上している。今回は大事に至らなかったようだが、元イングランド代表FWアラン・シアラー氏をはじめとしたプレミアリーグ精通者からはラッシュフォードのピッチ外での行動への厳しい声が相次いでいる。

今シーズンはここまで公式戦26試合に出場し4ゴール6アシストという成績に留まっているラッシュフォード。ピッチ内での活躍で信頼を回復したいところだ。

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