マリナーズが打線強化に成功 1対4のトレードでポランコを獲得

MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、マリナーズとツインズのあいだでトレード交渉が最終段階を迎えているようだ。打線の強化が課題となっていたマリナーズは、2021年に33本塁打を放った実績のある強打の二塁手、ホルヘ・ポランコを獲得する。その対価としてアンソニー・ディスクラファーニ、ジャスティン・トーパ、ダレン・ボーウェン、ガブリエル・ゴンザレスの4選手プラス金銭を放出する予定であることが報じられている。

今回のトレードにおける両球団の思惑は非常に明確だ。限られた予算のなかで打線のアップグレードを図りたいマリナーズ。ポランコはツインズとの契約があと1年(年俸1050万ドル)+球団オプション1年(年俸1200万ドルまたはバイアウト75万ドル)となっており、比較的リーズナブルな補強と言える。一方のツインズは放映権契約の不透明性のなかで、なかなか補強に動けない状況となっており、ポランコの対価として4選手を獲得し、選手層に厚みを加えることができた。

現在30歳のポランコは2019年にオールスター・ゲーム選出を果たし、遊撃から二塁にコンバートされた2021年委は自己最多の33本塁打を記録。ここ2シーズンは故障によりフル稼働できていないが、2022年は104試合で16本塁打、昨季も80試合で打率.255、14本塁打、48打点、OPS.789と二塁手としては平均以上の打力を発揮している。守備力は高くないが、マリナーズ打線のアップグレードには寄与するはずだ。

ツインズはメジャーで実績のある2投手(ディスクラファーニとトーパ)と若手有望株2人(ボーウェンとゴンザレス)を獲得。最大の目玉となるのはゴンザレスで、「MLBパイプライン」のプロスペクト・ランキングで全体79位にランクインしている有望株である。トーパはブルペンの一角を担い、ディスクラファーニは先発6番手兼ロングリリーフ要員として起用されることになるだろう。

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