避難長期化「介護予防を」 厚労相、高齢者に呼びかけ

石川県珠洲市の避難所で過ごす高齢者=19日

 武見敬三厚生労働相は30日の記者会見で、能登半島地震による避難所生活の長期化で心身機能の低下が懸念される高齢者らに対し、体を動かすなどして介護予防に努めるよう呼びかけた。「できるだけ体を動かすことを意識して過ごしてほしい」と述べた。

 避難所などで体を動かさない状態が続くと、心身の機能が低下する「生活不活発病」になりやすい。歩行が難しくなるなどして活動量が減る悪循環に陥り「フレイル(虚弱)」が進行する恐れがある。

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