ジミー・ウィリアムスが80歳で死去 3球団で監督務め通算910勝

日本時間1月30日、ブルージェイズ、レッドソックス、アストロズの3球団で監督を務め、通算910勝790敗を記録したジミー・ウィリアムスが80歳で亡くなったことが明らかになった。監督としての12シーズンでポストシーズンに2度しか出場できなかったウィリアムスだが、1995年にブレーブスの三塁ベースコーチ、2008年にはフィリーズのベンチコーチとしてワールドシリーズ制覇を経験。レッドソックス監督時代の1999年には94勝68敗の好成績でワイルドカードを獲得し、ア・リーグの最優秀監督賞を受賞している。

ウィリアムスは現役時代、1966~67年にカージナルスで14試合だけ出場したが、肩の故障の影響で引退し、30歳の若さで指導者としてのキャリアをスタート。1980年にブルージェイズの三塁ベースコーチに就任すると、1985年シーズン終了後にボビー・コックスの後任として監督に昇格した。就任2年目の1987年に自己最高成績となる96勝66敗を記録したが、シーズンの最後に7連敗を喫して2ゲーム差で地区優勝を逃す結果に。就任4年目の1989年は開幕36試合でわずか12勝に終わり、解任された。

1991年にブレーブスの三塁ベースコーチとなり、コックスと再合流。指導力の高いコーチとして評価を高め、1995年には自身初のワールドシリーズ制覇を経験した。その実績を買われ、1997年からはレッドソックスの監督を務めることに。ノマー・ガルシアパーラ、ペドロ・マルティネスといったスター選手を擁し、1998年から2年連続でワイルドカードでのポストシーズン進出を果たしたが、2001年シーズン途中に解任された。

2002年からはアストロズの監督となったが、2002年は84勝78敗、2003年は87勝75敗でいずれもポストシーズンに届かず、2004年シーズン途中に解任。その後、2007~08年はフィリーズのベンチコーチを務め、2008年に自身2度目のワールドシリーズ制覇を経験した。なお、レイズで特別インストラクターを務めた時期もあり、息子のブレイディは現在、レイズの三塁ベースコーチを務めている。

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