2024年に県内に寄港を予定する外国客船は、延べ8隻と過去最多に上る見通しだ。10万トン超の大型船を含め5隻は初寄港で、計1万人規模が宮古港から周辺地域を巡る見込み。世界的な新型コロナウイルス禍の収束やポートセールスの積み重ねが背景にあり、地域経済の活性化が期待される。
外国客船は全て宮古港に寄港する。宮古市によると、乗客はほぼ欧米系外国人で、定員は計7691人。乗組員を含めると最大約1万2千人が訪れる。
目玉は、4月29日に入港するバミューダ船籍のロイヤル・プリンセス(全長330メートル、14.3万トン)。23年4月に来港した同系列のダイヤモンド・プリンセスを上回る規模の豪華客船で、定員は3560人。バハマ船籍のシルバー・ミューズ(4.1万トン)、バンクーバー発のシルバー・ノヴァ(5.5万トン)などが順次寄港する。