新生児が生まれつき重病にかかっていないかどうかの検査を拡大するための協会が発足【岡山】

新生児が生まれつき重病にかかっていないかどうか、現在、岡山県では自治体の負担で25の病気について検査することができます。その検査できる病気を新たに3つ増やすことなどを目的とした協会が、昨夜(29日)発足しました。

協会は、岡山大学病院や岡山県健康づくり財団、県・岡山市などで構成されるものです。

現在、岡山県では、新生児が25の重病にかかっていないか、県や市の負担で検査が受けられます。

協会では、これに加えて乳児期の早期発見・治療が重要な脊髄性筋萎縮症など3つの病気について、自己負担となるものの検査できるようにすることを目指します。

(岡山拡大新生児スクリーニング推進協会 塚原宏一会長(岡山大学病院小児科長))「疾患の頻度としてはそれほど高くないんですけれども、早期に発見して、早期に適切に対応することで、疾患の進展を抑制できる」

検査はこれまで通り、産婦人科などで受けられるということです。協会は来年度、早い段階での検査開始を目指しています。

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