「やわらかくておいしい」 園児がA5ランクの那須和牛に舌鼓 那須塩原でJAなすのが幼稚園に30キロ提供

那須和牛の焼き肉を頬張る園児

 【那須塩原】子どものうちから和牛の味に親しんでもらおうと、JAなすのは25日、緑1丁目の第二ひかり幼稚園に那須和牛を提供し、園児約200人が和牛の焼き肉を給食で味わった。

 那須和牛を提供するのは、昨年11月のひかり幼稚園(大田原市山の手2丁目)に続き2回目。今回はA5ランクの那須和牛30キロを提供し、約400食分の焼き肉の食材に使われた。

 給食の前には同JA職員や生産者が同園を訪問し、牛の成長過程などを紹介。質疑応答では園児から「牛の世話で何が一番大変ですか」「餌はどうやって作るんですか」といった質問が相次いだ。

 給食の時間になると園児は、自分の顔ほどの大きさがある焼き肉を口いっぱいに頬張った。年長相馬一心(そうまいっさ)ちゃん(6)は「やわらかくておいしかった。おうちでも食べたい」と満足そうだった。

 和牛の繁殖から飼育までの一貫経営を行う「熊田ファーム」(大田原市上奥沢)の熊田寛子(くまだひろこ)さん(33)は「和牛のおいしさが子どもたちに伝わってくれたらうれしい」と話した。

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