打線強化を目指すブルージェイズ ターナーとマルティネスに興味

マット・チャップマンやブランドン・ベルトがFAとなった穴を埋めるために打線強化を目指しているブルージェイズ。「MLBネットワーク」のジョン・ポール・モロシ記者が伝えたところによると、FA市場に残ったままとなっているジャスティン・ターナーやJ・D・マルティネスに興味を示しているようだ。なお、モロシ記者はジャイアンツ、メッツ、カブスなどもターナー争奪戦に加わる可能性があることを報じており、「今週中に移籍先を決める可能性がある」と伝えている。

現在39歳のターナーは2009年にオリオールズでメジャーデビューし、メッツを経て、2014年に加入したドジャースでブレイク。9シーズンにわたって中心打者として活躍した。昨季はレッドソックスで146試合に出場し、打率.276、23本塁打、96打点、OPS.800をマーク。勝負強い打撃は今も健在である。ここ2シーズンは指名打者としての出場が増えており、昨季のスタメン出場は指名打者98試合、一塁35試合、三塁7試合、二塁4試合。シーズン終了後、年俸1340万ドルの選手オプションを破棄し、バイアウト670万ドルを獲得してFAとなった。

現在36歳のマルティネスは2011年にアストロズでメジャーデビューし、スイング改造によって2014年にタイガースでブレイク。タイガースとダイヤモンドバックスでプレーした2017年には打率.303、45本塁打、104打点、OPS1.066という素晴らしい成績を残した。2018年以降はレッドソックスの中心打者として活躍したが、2022年は打率.274、16本塁打、OPS.789と物足りない成績に。しかし、昨季は1年契約でドジャースに加入し、113試合に出場して打率.271、33本塁打、103打点、OPS.893と復活を遂げた。ほぼ指名打者専門の選手で、ここ2シーズンで守備に就いたのは3試合(合計12イニング)だけである。

ジョージ・スプリンガー、ボー・ビシェット、ブラディミール・ゲレーロJr.が並ぶ上位打線は豪華だが、それ以外のメンバーには物足りなさが残るブルージェイズ打線。実績のあるベテランスラッガーを獲得し、打線に厚みを加えることはできるだろうか。

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