【WAVE】宮崎有妃がファン投票1位の梅咲遥と王座戦への決意表明!田中きずな&炎華は前王者と試練のリマッチへ挑む!2.4後楽園『Valentine wave 2024』

プロレスリングWAVEの宮崎有妃、炎華、田中きずなが、2月4日東京・後楽園ホールで開催する『Valentine wave 2024』の大会PRにプロレスTODAY編集部へ来社。

昨年12月24日のカルッツかわさき大会で宮崎はVENYからRegina di WAVE~WAVE認定シングル王座を奪取して、ZAN1優勝者の梅咲遥の挑戦を受ける。

また、炎華&田中きずなもタッグ王者組の世羅りさ&SAKIからベルトを奪取、今大会では前王者組とリマッチとそれぞれが初防衛に挑む。

そんな3選手にタイトル戦への意気込みや注意点、2024年の目指すものについてなどを語ってもらった。

――2月4日に行われる『Valentine wave 2024』東京・後楽園ホール大会でのタイトルマッチについて、宮崎選手は今回、ZAN1優勝者・梅咲遥選手を迎えての初防衛戦が決定しました。まず梅咲戦に向けて試合の意気込みは?

▼Regina di WAVE~WAVE認定シングル選手権試合(30分1本勝負)
<王者>宮崎有妃 vs ZAN1優勝者・梅咲遥<挑戦者>
※第21代Regina初防衛戦。

宮崎 私がVENYから12月24日のカルッツかわさきで獲ったんですけど、なかなか壮絶な試合だったので。

――激闘でしたね。お互い相当打ち合ったというか、体が悲鳴を上げるような試合でしたね。

宮崎 はい。結構、壮絶な試合で勝ったので。そんな簡単には獲られたくないと思っているので、絶対に勝ちたいとは思っています。そのZAN1の発表があって、そのときリングで、やるなら元日の試合か2月4日の後楽園かといったときに、(ベルト奪取が)12月24日なので体のダメージが思ったよりそのときにあったので、そこはちょっとビビって「元日はやめます」と言って。ちょっと空けて「2月4日なら」みたいな。

――やはり試合後のダメージって相当きつかったですか?

宮崎 きつかったですね。

――あれだけ激しい試合になったから。

宮崎 若い頃はすぐ次の日元気だったりしたんですけど、さすがにちょっと動けなかったですね。

――翌日、もう朝、体が動かない感じですか?

宮崎 はい。

――それだけ体のダメージがすごかったんですね。

宮崎 膝とか結構狙われたので、痛くて。整体に行く予定だけを立てるみたいな。

――それを激闘をやってようやく至宝を取り戻したというところでは、WAVEとして2023年、ようやくいい形で締められたんじゃないかなと思うんですけど。このZAN1のファン投票という形で梅咲選手が挑戦権を獲ったというところ。人気投票に関してはいかがですか?

宮崎 やっぱりすごいなと思います。メール投票とかいろいろあったんですけど、いろいろな部類での、メールだけの順位とか「ちゃんす」(WAVE運営のお店)に来るお客さんだけの順位とかいろいろあっても、その中で1位ってやっぱりすごいと思うので。

――所属外の選手でありながら、2023年のWAVEリングを沸かせてくれた功労者という部分ももちろんファンの人には浸透している部分もあると思うんですけど。炎華選手は梅咲選手が今回ファン投票1位になりましたけど、その結果についていかがですか?

炎華 自分、実はファン時代、梅咲さんのファンで。HIRO’eさんが引退されてから梅咲さんの応援をしていたので、やっぱりかっこいいなと思います。1位を獲られていて。

――なるほど。素敵な女性というところもやはりあるんですかね。きずな選手はいかがですか?

田中 悔しいなって。自分たちからはまだまだ高いところにあって、なかなか挑戦なんてまだまだ本当にできないと思っているんですけど。ZAN1は唯一Reginaに近づく、その挑戦権を得られるという大きなチャンスだったので、もしかしたらというのでZAN1って大きなチャンスだと思っていたので、そこは悔しい気持ちもありました。

――なるほど。きずな選手は3位ということで、あともう一歩で手が届いたかもしれないというところでは、ちょっと悔しい部分もあったのかなという感じですかね。

田中 でも投票してくださって嬉しかったです。

――そしてZAN1という側面もありながら、梅咲選手はディアナの現時点での最高峰シングル王者というところもありまして。シングル王者同士の激突という側面もあると思うんですが、宮崎選手はその意識はありますでしょうか?

宮崎 もちろんあります。今回はZAN1からのチャンピオンシップなので、別に向こうのベルトを賭けるわけではないんですけど、でも気持ちはもちろんそういうつもりです。ディアナには私の大好きな井上京子さんもいるし。京子さんではなくあの子が持っている意味ってあると思うんです。というので、私も負けられないと本当に思っています。

――なるほど。梅咲選手側もそういう意味では王者同士の対決というところで意識はされている部分もあるんじゃないかなと思うので。ファンにとっては両方の団体を応援しているという気持ちでも見られる部分ではすごくヒートアップできそうで楽しみにしたいと思います。そして、現時点で梅咲遥選手の印象は?

宮崎 印象というか、私がずっと梅咲と戦ってきたもの、試合の私の中のテーマというのは、ずっとあの子に対して、まだあの子が10代の頃からはずかし固めを掛けるか掛けないかみたいな(笑)

――攻防がありましたね。

宮崎 ずっとそれで、最近も試合とか前哨戦で組んでいただけるんですけど、やっぱりその頭になってしまって。

――なるほど(笑)

宮崎 そうなんです。だからとっとと試合で早めにはずかし固めを…絶対どんなに真剣になってもそれの頭になっちゃうと思うんです。だから一旦掛けておいて、そしたらもうそこから本気モードでやろうと。

――なるほど。怖い宮崎選手が出ると。

宮崎 そうですね。

――でも本当にプロレスラーという宮崎さんの熱い魂みたいな試合というのは本当にド迫力だし、すごいなといつも本当に思います。パワーあるのにムーンサルトとかいろいろやるじゃないですか。あとは何物にもぶつかっていくというようなハードコアも含めて度胸ですよね。そういったところがすごいなと改めて思っております。

宮崎 ありがとうございます。

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――今度はタッグ選手権ですが、きずな選手と炎華選手が、こんな言い方をすると失礼かもしれないですけど、まさかの王座奪取。ちょっと正直言って本当にびっくりしました。ベルトを奪取したときの心境を伺えますか?

■DUALSHOCK WAVE~WAVE認定タッグ選手権試合(30分1本勝負)
<王者組>田中きずな&炎華vs SAKI&世羅りさ<挑戦者組>
※第33代王者組の初防衛戦

田中 前にインタビューしていただいたときにも話させていただいたんですけど、ずっと小さい頃からWAVEのタッグのベルトが憧れで。本当にReginaもですし、もちろんタッグもすごく遠い高いところにあるもので、まず挑戦させていただけたことが奇跡だったと思うし。何も実績もなくて、やっと初勝利できたときに挑戦させていただけて、やっぱり自分たちが勝つなんて思っていた方いらっしゃらなかったと思いますし。でも自分たちも絶対に獲りたいという気持ちでいったので、最後に獲れて自分でも正直「獲れた」ってびっくりの気持ちも大きかったんですけど、とにかく嬉しかったです。

――最後は魂の抑え込みみたいな。本当に魂が乗っかっているなという部分を感じましたね。

田中 ありがとうございます。

――炎華選手、一緒にやっていてあの試合はどうでしたか?

炎華 やっぱり挑戦させていただけるということと、相手がSAKIさんと世羅さんというキャリアもあるし、とても強いしベルトも巻いたことがあるすごい偉大な先輩だったので。きずなとか皆さんも言っていた通り、本当に獲れるなんて思われていなかったでしょうし。でもこうやってきずなと2人で頑張って獲れて嬉しかったという気持ちと、この先もこうやってきずなと一緒にベルトを巻けて本当に自分は嬉しかったので、守りたいなというか、防衛とかこれから頑張っていきたいなとその瞬間から思いました。

――ベルトを獲ったあとは、控室に帰ってからお2人でどんな会話があったんですか?

田中 ただ無言で泣いていました(笑)

――嬉しいですよね。宮崎さんはその後に試合でしたが、試合は実際見ていらっしゃったんですか?

宮崎 試合後の配信で見ました。

――2人の活躍をどういう風にご覧になっていますか?

宮崎 そうですね。終始攻められっぱなし、みたいな感じはあったけど、でも一瞬のチャンスで獲れたのはすごいと思います。

――なるほど。でも会場の誰もが本当にまさかという。今の世の中よく新時代とか言われていますけども、そういう意味では2人はWAVEの新時代を改めて証明されたような感じはしましたね。そして、今回のリベンジマッチは相当高いハードルになりそうですね。やはりリベンジマッチの方が前王者としては感情も高ぶっているだろうし、絶対に獲り返すという覚悟とか気合いとかヤバそうじゃないですか。そのあたりは炎華選手、どういう風に感じますか?

炎華 リマッチということで、最初SAKIさんと世羅さんが喧嘩みたいな仲悪くなられていたので、まさかカラミネンスさんと再戦するなんて思ってもいなかったので。でもやっぱりこの前、自分たちがベルトを獲れたものの攻められっぱなしだったというところもあるので今回は、ベルトは獲ったんですけどリベンジみたいな。また自分たち2人で前よりもっと攻めたりできたらいいなとすごく思います。

――きずな選手、いかがでしょうか?

田中 本当に獲れたのは奇跡だと思うんですけど、でも獲れたからには炎華とずっと一緒に防衛していきたいし。最初の防衛戦がSAKIさんと世羅さんと決まったときは正直…

――ちょっとヤバいなというか、覚悟をもう1回しないといけないなという感じですかね?

田中 はい。そういう気持ちにはなってしまったんですけど、でも決まったからにはしっかり守りたいですし、世羅さんが『キャリーケースも』とおっしゃっていたんですけど、キャリーもベルトもしっかりと守りたいなと思っていました。

――なるほど。このリマッチというのはベルトを本当に防衛できるかというところの一進一退の攻防みたいなところはすごく皆さんが注目されていると思います。2人にとっては、このタイトルというのは絶対に失いたくないタイトルだと思うので、その意地と意地のぶつかり合いをぜひ試合でスパークさせていただきたいなという風に思っております。そしてそれぞれの皆さんから、まずは2024年の目指すものというのを伺っていきたいなという風に思います。

田中 はい。まずはこのベルトを炎華と防衛していきたいというのもありますし、2人でどんどん上に上がりたいという気持ちと。あとはやっぱり小さい頃からの夢だったので、タッグのベルトが。やっとこの夢が叶ったので、今年は新しい夢にもどんどん挑戦していきたいなと思っています。

――シングルタイトルも狙う。そこまではいかない?

田中 狙えるくらいの力をつけられるように頑張ります。

――ありがとうございます。炎華選手、いかがでしょうか?

炎華 自分もやっぱりきずなと2人で上に上がりたいという気持ちがあるので。それもずっと2人で話してきていることなので。きずなも言った通り本当にこのベルトを防衛して、これからもずっと持っていられるくらい強くなって2人で防衛したいなと思うのと。個人としては今年1月1日の新宿大会で、今年の漢字を発表したんですけど、自分は“跳”という字を選んだので。跳ねる系の技とかルチャ系の技に自分は結構憧れを持っているので、そういう技にも挑戦できるようにまずは基礎からしっかりとやっていきたいなと思います。

――ありがとうございます。宮崎選手、お願いします。

宮崎 私ももちろんベルトを守っていくというのが念頭にはあるのですが、去年叶えられなかったハードコア、デスマッチでの葛西純との戦いとか、もっと詰めていきたいなと思っています。去年の後半はRegina狙うのに頭の照準がいきすぎて。ハードコアとかだったらプロミネンスでもやっているんですけど、そうじゃなくて私のどうしてもやりたい相手、葛西純とのデスマッチですね。蛍光灯とか。でも次、勝って防衛をしたら、また次とかあるとは思うんですけど、そういうことを考えられる余裕を持てるようにしたいです。

――なるほど。そういう夢という部分では随分前からお話されていますし、ますます葛西選手は魅力的な選手にどんどん進化を遂げているので。そういう葛西選手からも一目置かれるような宮崎選手になっているので、そういう戦いはやはりプロレスラーが思っているご自身の夢が叶う瞬間を、ファンの皆さんも一緒に見たいと思っていると思います。そして今大会では、今、妊活中で限定出場をされていた桜花さんがまたこちらの試合でも戻ってこられるということで。桜花さんの試合についてお話できる範囲でお話していただければなと思います。

宮崎 桜花は櫻井裕子と組んで、米山香織&チェリー組と対戦します。桜花ってやっぱり脚が長いので、ビッグブーツが最も映える選手、誰よりも映える選手だと思っているんですけど。櫻井も最近ビッグブーツを使い始めたんですけど、それと米山のこの手足短い感じ。それが伝統芸能みたいな感じでやるのがいつもあるので、また出るかなとか。桜花は本当に妊活とかでもストレスとかをちゃんと発散して、赤ちゃんが早くできるようにと思っています。

――なるほど。桜花さん、でも練習はたまに来られてるって前回のインタビューで伺いましたが。

宮崎 毎回来ています。受け身とかとっています。

――でもそれをやりながら妊活されるとやはりなかなか大変ですものね。

宮崎 でも自分の体調というか、体を見ながらやっているので。そのときはちょっと何回か休んだりはするんですけど、ほぼ来ているので。じっとしているとストレスが溜まってしょうがないんだと思うので、受け身をとったり、それだけでも来たりとか。

――なるほどですね。そして旧姓・広田さくら選手の試合もお願いします。

宮崎 広田さくらは1月28日ディアナのカルッツかわさき大会でのW.W.W.Dエリザベス選手権試合で王者・ジャガー横田vs井上京子vs広田の3WAYマッチがあります。もし勝ったら2月4日後楽園大会の旧姓・広田さくらvs伊藤薫vs渡辺智子の試合がエリザベスのタイトルがかかります。
※広田さくらはタイトル奪取ならず。

――大変な相手ですがもしかしたら

宮崎 もしかしたら。うちとしては、王者になってほしい。

――そうですね。しかもジャガーさんから獲ってほしいですね。

宮崎 誰が誰を獲ってもいいですよね。

――もちろん3WAYなのでね。

宮崎 ジャガーさんから獲ってほしいですね。

――きずな選手はジャガー選手と組んだとき、どうでした?

田中 オーラとかもすごいなと思いました。こないだ初めて対戦もさせていただいたんですけど、やっぱりすごく強いんだなと思いました。

――でもレジェンドの皆さんと一緒に対戦する機会とかタッグ組む機会というのは女子プロの脈々と続いてきている歴史を、これから学んでくる機会にもなると思うので。ぜひそういった部分を感じていってほしいなと思いました。あと狐伯選手はまだ誰と戦うか分からないんですよね?

宮崎 そうなんです。当日、私たちも本当に知らないので、狐伯がXとかで『ちょっと予想して』みたいな感じで言っているんですけど。全然誰だか分からないですね。
※25日に狐伯vsXが発表された。

――もしかしたら、ちょっと意外な対戦者が来るかも分かりませんものね。というところでも楽しみにしてほしいなという風に思います。それぞれ大会に向けてのメッセージをお願いできればと思います。

炎華 全6試合、宮崎さんのReginaとか、自分たちのベルトの防衛戦とか、広田さんも防衛戦になるかもしれないので、そういう内容盛りだくさんで絶対に面白い試合をお見せできると思うので皆さま、ぜひ来てください。

田中 これから、今年の目標でもある炎華との防衛を長くするということをするためにも1番大事な、まずは初防衛戦でしっかり防衛しないと始まらないので。しっかりと防衛する姿をたくさんの方に見に来ていただきたいなと思います。

宮崎 私が実は2月2日が誕生日で。だから2月4日が45歳の初めての試合ということで。1つ年を重ねて新しい私といいますか、私のやりたいプロレス、明るく楽しく激しい試合を皆さまに体感していただきたいなと思っております。ぜひ後楽園、来てください。

――ありがとうございます。これからは本当にそういうWAVEの現在と未来という形でいろいろと楽しめる大会になるんじゃないかなと思いますので、ぜひ皆さんも来てください。ということでお三方、どうもありがとうございました。

宮崎・炎華・田中 ありがとうございました。

インタビュアー:山口義徳(プロレスTODAY総監督)

『Valentine wave 2024』
日時:2月4日(日)開場10:30・開始11:30
会場:東京・後楽園ホール

■Regina di WAVE~WAVE認定シングル選手権試合(30分1本勝負)
<王者>宮崎有妃vsZAN1優勝者・梅咲遥<挑戦者>
※第21代Regina初防衛戦。

■DUALSHOCK WAVE~WAVE認定タッグ選手権試合(30分1本勝負)
<王者組>田中きずな&炎華vs SAKI&世羅りさ<挑戦者組>
※第33代王者組の初防衛戦

■エリザベストライアングルwave(20分1本勝負)
旧姓・広田さくらvs伊藤薫vs渡辺智子

■シークレットwave(15分1本勝負)
狐伯vs✕

■ゴキゲンスクランブルwave(20分1本勝負)
桜花由美&櫻井裕子vs米山香織&チェリー

■ジェネレーションwave〜2017年組vs2023年組の遺恨なき世代闘争〜(30分1本勝負)
青木いつ希&関口翔&高瀬みゆきvs ZONES&Chi Chi &リアラ

※全6試合。試合順は当日発表。

⇒次ページ【動画】2023年4月2日田中きずなvs炎華デビュー戦

【動画】2023年4月2日田中きずなvs炎華デビュー戦

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