ももクロ30周年は“毎日じゃんけん”!?wacci、yamaと激アツコラボも!「めざましテレビ30周年フェスin愛知」公演レポート

1月27日(土)、「めざましテレビ30周年フェス」愛知公演が刈谷市総合文化センター アイリスにて開催され、ももいろクローバーZwacciyamaさんが登場しました。

<【写真66枚】この記事のフォトギャラリーはこちら!アザーカットあり>

ももいろクローバーZ

本イベントは、2024年4月に放送30周年を迎える『めざましテレビ』が、視聴者への感謝を込めて、1年をかけて全国8ヵ所をめぐるフェスで、愛知公演は横浜、大阪、札幌に続き4ヵ所目となります。

本公演は豪華アーティストのライブはもちろん、番組内で放送中のアニメ「ちいかわ」よりちいかわとハチワレ、三宅正治フジテレビアナウンサーと井上清華フジテレビアナウンサーも参加し、トークやじゃんけんゲーム、秘蔵写真披露など盛りだくさんの内容となった愛知公演の模様をレポートします。

「己見せろ、ど根性!」“影アナウンス”とトップバッターのyamaに会場も大盛り上がり!

左から)ハチワレ、三宅正治フジテレビアナウンサー、井上清華フジテレビアナウンサー、ちいかわ

ライブのスタート前、会場の注意事項を伝えるナレーションいわゆる“影アナウンス”は、本フェス恒例となった出演アーティストによりサプライズで行われるもの。

「ももいろクローバーZの佐々木彩夏と、wacciの橋口洋平です!」と、2人の声が聞こえた瞬間、観客からは「わー」と歓声と拍手が。「皆様どうかとびっきりの笑顔と拍手で楽しい思い出を一緒に作りましょう!」「最高に盛り上がる姿、見せてくれますか!己見せろ、ど根性!!」のメッセージに会場が一気に熱くなりました。

オープニングVTRの後は、三宅アナ、井上アナ、ちいかわ、ハチワレがステージに登場しあいさつを。三宅アナが「皆さん、楽しむ準備はできていますか?いやいや、そんなもんじゃないでしょう!声出す準備はできていますかー?」とあおると、会場は「いえーーい!」と大盛り上がり。

yama「楽しすぎちゃって…」水をこぼすハプニングも

トップバッターを務めたyamaさん

トップバッターのyamaさんからライブはスタート。yamaさんはSNSを中心にネット上で注目を集める新世代シンガー。去年、自身初のアジアツアー「thanks for waiting」で世界進出を果たしました。

会場の大型モニターにアニメーションVTRが流れると、観客は総立ちに。「yama」の文字が映し出された後にyamaさんが白いフーディーとパンツの上下で登場し、人気アニメのテーマソングとなった「色彩」を熱唱しました。続いて「あるいは映画のような」を歌い始めると、客席はyamaさんのヘアカラーに合わせるかのように、ブルーのペンライトが光っていました。

「yamaです。『めざましテレビ』30周年おめでとうございます。愛知の皆様にお会いできてうれしいです!30年ってすごいことです、記念すべき年にライブをできてありがとうございます。今日は一緒に楽しんでいきましょう!」とあいさつすると、先日リリースされたばかりの新曲「偽顔」、続けて「麻痺」を歌いあげました。

観客はこぶしをあげモニターに映し出された歌詞テロップと共にノリノリに。一転、「Oz.」ではそのしっとりとした雰囲気とピンク色のスポットライトが映え、会場がひとつになりました。 yamaさんも、この雰囲気を大いに楽しんだ様子で「楽しくなっちゃって、あとずさりしたときに(ペットボトルに入った)水を倒してしまい、床を少し濡らしてしまいました!」とコメントし客席から笑い起こる場面も。

その後のMCでは「30年って、ひとが生まれて大人になる月日。自分はまだ歩み始めたばかりで成長段階ですが、慣れないなりに一歩ずつがんばっているところです。また愛知にも来ますので、皆さんにお会いしたいです!」と語りました。

そして、2020年4月に自身初のオリジナルソングとしてリリースした「春を告げる」、そして最後に「slash」で締めくくりました。「春を告げる」は、現在ストリーミング総再生数が約4億回の大ヒット曲で、モニターにはアニメーションと歌詞が映し出され観客のみなさんも手拍子とともに盛り上がっていました。

「今日の色は黄色」yamaが愛知の思い出をトーク

左から)三宅アナ、yamaさん、井上アナ

ライブ終了後は、三宅アナと井上アナとのトークタイム。「楽しかったです!めちゃくちゃパワーをいただきました」と感激するyamaさんは、『めざましテレビ』を見てから学校に行くのが学生時代のルーティンだったそうです。

また、「色彩」をリリースしたときの『めざましテレビ』インタビューで「今日の色は?」と聞かれたことが印象的で、当時はすごく悩みつつも「緑」と答えた理由は「おだやかな気持ちだった」とのこと。では、「30周年フェスの今日の色は?」と質問されると「黄色」と答え、黄色いペンライトを持った観客たちが喜んでいました。

また、去年のツアーでバンドのメンバーと名古屋城を見に行ったり、名物みそかつ専門店を訪れてその店のTシャツをメンバーにプレゼントしたりという愛知エピソードを写真と共に紹介。観客から笑いが起きるなど、会場はなごやかな雰囲気に。

今回の愛知公演では会場に各アーティストへの質問箱を用意。yamaさんへの質問は「おうちでどんなふうに過ごしますか?リラックス法は?」というものでした。「ソファに寝転がって半日くらい天井を見ています」の答えに、三宅アナが「半日は長いね!」とツッコむと、「かなりのインドア派なんです。余裕があるときは詩集も読みますよ。谷川俊太郎さんが好きです」と語りました。

モノノフが大声援!メンバーがちいかわ・ハチワレのかぶりものも!

ももいろクローバーZのステージ

続いてのライブは、ももいろクローバーZ。『めざましテレビ』とももクロの関係は深く、2014年に楽天スタジアムで行われた「めざましライブ」や2018年の沖縄での「めざましライブ」など、これまで4回出演、三宅アナとは公私ともに親しくしているほどゆかりの深いアーティストです。

会場のモノノフ(ももクロのファンの愛称)たちは、メンバーの紹介VTRが流れ始めるとペンライトでノリノリに。 “メイド・イン・ジャパンのももクロ流エンターテインメントを世界に!”をテーマに制作されたNIPPON応援ソング「MONONOFU NIPPON」からスタートしました。客席からは「おい!おい!」や「ふーーー!」の歓声と共にペンライトが豪快に動きます。

続いて「MYSTERION」で大人っぽい雰囲気で会場を引き締めると、3曲目はテンションをがらりと変え「仮想ディストピア」を。2013年『めざましどようび』のテーマソングになった楽曲で、ステージにはちいかわとハチワレも登場しました。佐々木彩夏さんと高城れにさんは、それぞれちいかわとハチワレのかぶりものをかぶって、パワフルなパフォーマンスを披露しました。

4人のお決まり自己紹介を終えると、百田夏菜子さんが「このライブが新年明けて初めてのライブです!」「皆さん盛り上がってまいりましょう!」と盛り上げました。 そして「サラバ、愛しき悲しみたちよ」を熱唱。布袋寅泰さんが作編曲とギター演奏を担当、ドラマの主題歌にもなった話題の曲です。客席には汗をふきながら踊る人たちの姿も目立ちました。最後は、ゆず北川悠仁さんが楽曲提供した「誓い未来」で、会場をひとつにしました。

高城れに「およそ30年前」の写真披露に会場爆笑!恒例のじゃんけん大会も

トークコーナーでは、井上アナが舞台袖で見ていた三宅アナの声や動きが観客のみなさんと完全にシンクロしていたことを暴露。三宅アナが「気持ちよかったー」と満足げに語ると井上アナも「メロメロになりました」とすっかりとりこになっていることを明かしました。

ももクロメンバーにとって、高校生時代に『めざましテレビ』のお天気コーナーやじゃんけんコーナーに出演したことが印象的だったそうで、生放送を終えてから登校しドヤ顔で「めざましじゃんけんしてきた!」と自慢したと振り返りました。

観客からの質問コーナーでは、4歳の子供を育てているお母さんから「ももクロちゃんは子供のころ何をしてもらった時がうれしかったですか?」と聞かれ、佐々木さんは「ダンスやバレエを習い始め、かわいく髪を結んでもらったりリップ塗ってもらったり、とおめかしを教えてもらったとき」と語り、玉井詩織さんは「単純にほめられるのがうれしかったです。ひとりでパッと起きられて自分で着替えられたときにすごいね!って言われて」と懐かしみました。

百田さんは「スーパーに連れていってもらい、お菓子コーナーで何個か買っていいよ、と言われたときがうれしかった」、高城さんは「お父さんが作る高城家流のラーメン。麺をゆでて水で洗ってからゆで直すことでめっちゃ“ちゅるちゅる”ってなるんです!」と興奮気味に語りました。

そして、メンバーの“およそ30年前”の写真が披露されると、客席から「わーーー!かわいい!」の声が。なぜか高城さんだけ生後1カ月もたっていない新生児の写真で「マネージャーさんにうまれたての、って言われたんです、話がちがーう!」と会場の爆笑をさらっていました。

「30周年フェス」恒例になった“観客の皆さん全員”とのめざましじゃんけん大会を開催。最後にひとりが勝ち残るまで続くというもので、ももいろクローバーZの皆さん、wacciの橋口洋平さん、村中慧慈さん、yamaさんも参加しました。観客全員が立ってスタートし、負けとあいこは座るというルールで、見事勝ち残った人には番組公式グッズがプレゼントされます。

ももクロの高城さんからスタートし、じゃんけんが重なるごとに次々と座る人が。wacciの2人やyamaさんとも勝負し最後の数人になったところで、最後に佐々木彩夏さんが出したパーで勝者が決定。参加アーティスト全員がじゃんけんのターンが回ったところで勝者が決まるという、一番スムーズに運んだパターンになりました。

wacci 高城れにコラボ、観客ハモり大合唱で盛り上がり最高潮!

wacciのステージ

最後はwacciが登場。asmiさんをフィーチャリングに迎えたwacciの「リバイバル」が現在『めざましどようび』のテーマソングとなっており、去年は「めざましライブ」に初出演し番組との関係が深いバンドです。

1曲目は、ドラマの主題歌にもなった恋愛ソングの新定番「別の人の彼女になったよ」。会場内のwacciファンだけでなく、yamaファン、ももクロファンも総立ちで体を揺らせて聞き入っていました。MCでは「wacciです。『めざましテレビ』30周年おめでとうございます!このライブの順番あっていますか?yamaさんのかっこよさ、ももクロさんの盛り上がり…そのあとに大丈夫でしょうか?」とおどけ、会場が笑いに包まれました。

2曲目に選んだのは、2022年にリリースし10代を中心に支持されストリーミング総再生回数は2.5億回を突破した「恋だろ」です。

実はボーカルの橋口さんは、『めざましテレビ』の軽部真一アナと「カラオケ友達なんです」と告白。この「恋だろ」は軽部アナの十八番で、次回は3月にカラオケへ一緒に行くことを約束しているそうです。

続いて、橋口さんが「楽曲を提供させていただいている方がいます。その方のソロコンサートでもご一緒させていただいたことあるのですが、この刈谷でもコラボさせていただいてもいいですか?高城れにさーん!」と、ももクロの高城さんを舞台へ呼び込むことに。

客席からは「うぉーー!」と歓声が湧き上がり、衣装を替え登場した高城さん自身も「まさかこんな形でコラボさせていただけるなんて、とってもうれしいです」と感激。高城さんのオフの姿である“もう一人の私”をテーマにした「じゃないほう」をしっとりと歌い上げました。

ここでがらりと雰囲気が変わりアップテンポの「フレンズ」を。橋口さんは「タオルがある人はタオルを、こぶしでもいいので回せるもので回して。みんな素晴らしい!」と大絶賛を送りました。歌詞の一部を、「この街、刈谷で出会えたー」と刈谷バージョンに。

続いて「最上級」のイントロが始まると「さぁ刈谷、声出していこう!とさらに盛り上げました。途中の「ウォーウォー」とハモるところを観客に任せると、「すごいじゃん!もう一回ちょうだい!みんなすごく声が出るね」と絶賛、会場の熱気は最高潮に。

MCでは「最高の声をありがとうございます!刈谷のみんなはすげーな!また愛知に帰ってきたいと思います」と語り、最後に2019年に『めざましテレビ』で放送した東京オリンピック企画「日本つながるプロジェクト」の応援ソング「空に笑えば」を熱唱しライブを締めくくりました。

三宅アナから「良かったです!」と大絶賛されると、橋口さんは「みんなと音楽でひとつになれて本当に最高でした。高城れにさんとのコラボでは、皆さんがほぼれにさんを見ていましたね。そりゃそうだよね!」と会場を笑わせました。

また、刈谷にまつわるメンバーのエピソードも披露。全国ツアーで立ち寄った「刈谷ハイウェイオアシス」の観覧車に乗った時、高所恐怖症の小野裕基さんが大号泣してしまったとのことで、その時の泣き顔写真がモニターに映し出されました。小野さんが「すごく高いところをゆっくりと…もう乗らないです!」と振り返り笑いを誘っていました。

観客からの質問として「どういうときに歌詞が浮かびますか?」と問われると、橋口さんは「日常生活で思い浮かぶことはメモをしています。喫茶店が多いですね。浮かばなかったらカフェを4軒らいはしごするんです」と語りました。

また、約30年前のメンバーの写真が披露されると、三宅アナから「ドラムの横山祐介さんがわんぱくそう!」、「橋口さんはすでにお顔ができあがっている!」などといじられ皆で笑いあっていました。

「めざましテレビ30周年フェス in 愛知(刈谷)」集合写真& セットリスト

全ライブを終え、3組のアーティストがステージに集合し改めて観客にあいさつを。

yamaさん は「幸せな時間でした、ありがとうございました!」ももクロを代表し百田さんは「私たちが30周年を迎えたら、30日間毎日『めざましじゃんけん』をさせてもらえるよう、今舞台裏で話をつけてきましたのでよろしくお願いします!」wacci橋口さんは「朝いつもテレビをつけたら必ず『めざましテレビ』がいてくれる、放送されているというのは大事なこと。僕らも音楽を作るときはそういう身近な存在でありたい」とそれぞれの言葉で語りました。

恒例の観客の皆さんとの記念写真撮影では、百田さんの「めざましテレビー!」の掛け声で最高の笑顔をおさめた一枚をパチリ。忘れられない愛知・刈谷の一夜となりました。

<「めざましテレビ30周年フェス in 愛知(刈谷)」 セットリスト>

◆yama

色彩
あるいは映画のような
偽顔
麻痺
Oz.
春を告げる slash

◆ももいろクローバーZ

MONONOFU NIPPOON
MYSTERION
仮想ディストピア
サラバ、愛しき悲しみたちよ 誓い未来

◆wacci

別の人の彼女になったよ
恋だろ
じゃないほう(高城れにとコラボ)
フレンズ
最上級 空に笑えば

「めざましテレビ30周年フェス」今後の日程

2024年2月24日(土)福岡県 北九州ソレイユホール
出演:HY、SHISHAMO、MAZZEL

3月16日(土)、17日(日)東京都 東京ガーデンシアター
出演:3月16日(土) キタニタツヤ、Novelbright、BOYNEXTDOOR 他
3月17日(日) 森高千里、クリープハイプ、岡崎体育、M!LK 他

各公演の出演者は、順次発表予定です。

「めざましテレビ30周年フェス」公式HP(チケット情報はこちらから)https://www.fujitv.co.jp/meza/30thfes/

ももクロ30周年は“毎日じゃんけん”!?wacci、yamaと激アツコラボも!「めざましテレビ30周年フェスin愛知」公演レポート の画像ギャラリーを見る

© 株式会社フジテレビジョン