通学用かばんを子どもたちに贈呈 ランドセル購入の負担軽減で 長崎・島原市

島原市から贈られた「通学用かばん」を背負う園児と古川市長(写真奥中央)=島原市、白山保育園

 長崎県島原市は26日、市内の小学校に今春入学する子どもたちを対象とした通学かばんの贈呈式を同市白山町の白山保育園で開いた。古川隆三郎市長が、市内の約360人を代表し同園年長組の6人に手渡した。
 平均5万~6万円とされるランドセル購入の経済的負担軽減を目指す同市の「子育て応援新入学児童ランドセル支給事業」の一環。ふるさと納税の財源(約600万円)を活用し、モンベル製の「わんパック」(重さ930グラム、1個約1万5千円)を贈る。
 式では、古川市長が「子育てにはお金がかかるが、より大切なことに使ってほしい。若いパパママの子育てを応援したい」とあいさつ。園児は青、赤、茶の3色ある通学かばんをそれぞれ背負い「素敵なランドセルをありがとう」と感謝の言葉を伝えた。
 茶色を選んだ同市大下町の塩田美涼ちゃん(6)の母、ゆいさん(31)は「ランドセルは既に買っていたが、通学かばんは軽くて長持ちしそう。雨や遠足などの日によって使い分けたい」と話した。

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