平和産業(東京)が大村に工場 航空・宇宙・造船部品製造 5年間で15人の雇用計画 長崎

 金属加工を手がける平和産業(東京)は29日、大村市内に航空・宇宙・造船関連部品の製造工場を開設すると発表した。2025年4月1日の開設を目指し、5年間で15人の雇用を計画する。
 同社は1967年設立。金属切削の高度加工技術で、ロケットや航空機に使う超精密部品などの設計、製造、販売を行っている。航空宇宙防衛産業に特化した国際的な品質保証JISQ9100の認証を取得。資本金は2千万円。
 本県に主要取引先があり、県や県産業振興財団のサポートを受け、2022年から工場の候補地を検討。空港や新幹線駅が整備されている点が決め手となり、工業団地「オフィスパーク大村」(雄ケ原(ますらがはら)町)への立地を決めた。用地面積は3371平方メートル。
 工場では製品加工や機械操作・管理を担う人材を雇う。大村市内を中心に採用し、初年度は5人でスタートする予定。

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