国立劇場再整備に影響懸念 能登半島地震で文科相

国立劇場=昨年10月、東京都千代田区

 盛山正仁文部科学相は30日の記者会見で、2度にわたって入札不調となった国立劇場(東京都千代田区)の再整備に関し、能登半島地震によって資材や人手の確保がさらに難しくなることに懸念を示した。

 盛山氏は「資材や人件費が高騰している。2025年の大阪・関西万博や能登半島地震の再建の状況も見ながら、どうすればいいかを考えたい」と述べた。

 国立劇場は昨年10月にいったん閉場。政府はPFI(民間資金活用による社会資本整備)の手法で、再整備を計画している。これまでに入札を2回実施したが落札者が決まらず、再開場の見通しは立っていない。

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