高市早苗経済安全保障担当相は30日の記者会見で、2025年大阪・関西万博の開催延期を岸田文雄首相に進言したことに関し「能登半島の復興に影響が出ないよう十分配慮いただける態勢を整えてもらった。首相を信頼してお任せしたい」と語った。これまでの自身の発言を後退させた形。
進言を巡っては、林芳正官房長官が29日の会見で、開催を遅らせる必要はないとの見解を示した上で「閣内不一致とは認識していない」と述べていた。
高市氏は27日の長野市での講演で、16日に首相と面会した際、能登半島地震の復興を優先すべきだとの考えを伝えたと明らかにした。