2月1日からプロ野球キャンプ スワローズ地元の浦添で「応燕メシ」 飲食店でデジタルスタンプ集めて「つば九郎」限定ピンバッジ

 プロ野球東京ヤクルトスワローズの浦添キャンプスタートに合わせた「応燕(おうえん)メシ2024」(主催・沖縄県浦添市、市観光協会)が2月1日からスタートする。市内の参加飲食店のうち3店で食事し、スマートフォンでデジタルスタンプを集めると、先着400人に球団マスコットキャラクター「つば九郎」の浦添キャンプ限定ピンバッジがプレゼントされる。

 参加79店の1つで、同市城間で自家焙煎(ばいせん)コーヒー(テイクアウトのみ)と豆を販売する「K’s coffee」は、ヤクルトファン御用達の店として知られる。

 「『ただいま』と言って店に入ってくるファンもいるんです」。店を切り盛りする廣田香さん(50)=名護市出身=はそう話す。夫の薫さん(50)=那覇市出身=と脱サラして14年に開店した。コロナ禍以前は喫茶店で、ファンが午前と午後の練習の合間に来て、あまりプロ野球に詳しくない香さんにスワローズ愛を熱く語っていった。

 21年ごろから、コーヒーのテイクアウトと中南米を中心にしたコーヒー豆の販売に変更したが、交流は続いている。

 香さんが驚くのは「つば九郎」好きのファンが想像以上に多いこと。「つば九郎の行動スケジュールを把握していて、『行きつけの焼き鳥屋もある』と聞いた。うちの店にも来てくれないかな」と話し、「キャンプの季節が毎年待ち遠しい。今年はぜひ優勝を奪回してほしい」と期待した。

 スタンプラリーの問い合わせは同協会、電話098(874)0145。詳細はウェブページ(https://www.urasoenavi.jp/tokushu/2023120600019/)から。(浦添西原担当・比嘉直志)

「応燕メシ」をアピールする廣田香さん。浦添キャンプを見に来るヤクルトファンとの交流を毎年楽しみにしている=24日、浦添市城間のK’s coffee

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