食べ過ぎは厳禁!食事の量はこぶし2つ分までにすべき理由とは?【専門家がしっかり教える 図解 やせる食べ方】

こぶし2つ分の食事量って?

「こぶし2つ分ってどれくらい?」。これは僕が今までで、一番聞かれた質問かもしれません。先にも述べたように、胃の大きさは両手のこぶしほど。水をすくうときのように両手で器をつくり、その中に収まる程度の量と思ってもらっていいでしょう。

本来、それだけの量を食べればお腹は満たされるのです。ただし、知っておいてもらいたいのは、きっちりこぶし2つ分にするのを求めているわけではない、ということです。食べるのがスープなのか肉なのか、焼いた野菜か茹でた野菜かでも、量の感覚は当然違ってきます。ここはずぼらに、大体このくらいかな程度で問題ありません。

食事をこぶし2つ分で収めるために、こうしようかな、ああしようかと思考をめぐらせることに意味があり、今後の食生活を支える考え方の基本が身についていくのです。そして、実際にこぶし2つ分目安の食事をとったときの胃の感覚、食べ終わってからの身体感覚を知ることで、食に対する意識も自然と変わってきます。

こぶし2つ分を意識するためにも、自分にとっての適量を体に覚えさせるためにも、ずぼら断食では良食日と美食日でとる1食の量を、こぶし2つ分としています。

出典:『専門家がしっかり教える 図解 やせる食べ方』

【書誌情報】
『専門家がしっかり教える 図解 やせる食べ方』
著:関口 賢

運動不足や日々の生活の忙しさなど、さまざまな理由で太ってしまった、さらに「何をやっても痩せない…」という人も多いと思います。そんな人に向けて、本書では10万人以上を痩せさせてきたダイエット専門鍼灸院の総院長である著者が考案した、自宅でできる究極のダイエット法『ずぼら断食』を紹介します。人間は食べることが必要不可欠ですが、食べることで不健康にもなります。体のためにと思って食べていたことが、逆に体の負担になってしまっていることもあり、それが肥満や不調の元になっているのです。まずは食べないことがどのような健康効果をもたらすのかを徹底解説。そのうえで、誰でも簡単に取り入れられる8時間断食から、痩せて体質改善もできる16時間断食、ストンと痩せて体がリセットできる24時間断食、さらにストイックにガッツリ体重を落としたい人向けの32時間断食など、自分自身の目的とやりやすさに合わせた4つのプログラムから選択できます。栄養過多な状態にある体を断食で一度リセットすることで、何をしても痩せなかった体がみるみる痩せていくだけでなく、慢性的に感じていた不調や健康診断の数値も劇的改善できます!ダイエットでなかなか結果がでない人も、疲れやすかったり、原因不明の謎の不調を抱えている人などにもぜひ手に取って頂きたい一冊です。

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