JAF、SF/SFライツの2024年統一規則を発表。SFではカーボンヘルメット着用へ

 1月30日、JAF日本自動車連盟は2024年全日本スーパーフォーミュラ選手権統一規則、2024年全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権統一規則の制定についてそれぞれJAFモータースポーツのホームページ内に掲載した。両カテゴリーとも細かい修正が加えられている。

 スーパーフォーミュラ、スーパーフォーミュラ・ライツの両カテゴリーは全日本選手権として開催されており、それぞれに統一規則が定められる。例年、シーズン前に統一規則の変更箇所がJAFから発表されており、シーズンに向けた変化が分かる。特に2024年に向けては、エンジンが変更されるスーパーフォーミュラ・ライツについては、エンジンワンメイク化にともなう変更が数多く見られた。

 30日に発表された統一規則の制定のうち、両カテゴリーともいくつかの変更箇所があるが、スーパーフォーミュラで気になるところでは、第25条『燃料』のうち、7.の項目に『競技参加者は、シリーズ所管団体が指定する燃料のみを購入し使用すること。複数の燃料を混ぜて使用することを含み、指定された燃料に対し空気を除き、その他の気体・液体・固体を混入し使用することは一切禁止される』と記された。

 2023年までの規則では『本競技に使用される燃料は一般市販の無鉛ガソリンでオクタン価は最高102RONまでとする』とされており、サーキットで販売されるガソリンを使用していたことから、2024年は燃料に変化があるのか気になるところだ。

 また、スーパーフォーミュラは2024年からドライバーが着用するヘルメットはFIA基準8860-2018-ABPのクラッシュヘルメットのみに定められた。8860-2018はFIAが定める最新の安全基準で、いよいよ国内トップフォーミュラでもカーボンヘルメットが使用されることになる。スーパーフォーミュラ・ライツは推奨となった。スーパーフォーミュラについては、レーシングスーツもFIA基準8856-2018のものに限られる。

 なお両カテゴリーとも、細則として『全日本選手権各大会における賞の授与(暫定表彰)および年間表彰について』という項目が記されており、下記の内容が加えられた。

1. 全日本選手権各大会における賞の授与(暫定表彰)は、以下のとおり実施されなければならない。
1) 優勝者への賞典授与は、JAF会長あるいは大会会長(または名誉会長)が行うものとする。いずれも参加不可能な場合は、オーガナイザー代表が行うこと。
2) 2位および3位の賞典授与は、上記1)で授与者となっている場合を除きオーガナイザー代表が行うものとする。
3) 諸事情により、上記1)および/または2)が不可能な場合は、組織委員長が適切な代行者を選出すること。なおこの場合、競技会審査委員は除かれる。
2. 選手権保持者および上位6位までの入賞者は、当該年のJAFモータースポーツ表彰式に出席しなければならない。

2023スーパーフォーミュラ・ライツ第6大会もてぎ 第18戦スタート

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