交通安全ポスターで大臣賞 朝来小5年の山西さん、和歌山

文部科学大臣賞を受けた山西陽彩さんの作品

 JA共済全国小・中学生交通安全ポスターコンクールで、和歌山県上富田町の朝来小学校5年、山西陽彩さん(11)の作品が文部科学大臣賞に選ばれた。大賞に相当する大臣賞の県内受賞は、2013年以来という。

 同コンクールでは今回、全国の小中学生から9万2150点、県内からは1765点の応募があった。各都道府県のコンクールで選抜された優秀作品343点が全国審査に進み、そのうち入賞したのは135点。文部科学大臣賞には山西さんの作品を含む3点が選ばれた。ポスターコンクールでの紀南の入賞者は、山西さんのみだった。

 山西さんは、車の安全運転を呼びかけるポスターを描いた。明るいピンク色や黄色にしたハンドルに、幸せな暮らしをイメージして家族や周囲の人の笑顔を描き込んでいる。

 山西さんは「今回のような大きな賞をもらったことはなかったので、受賞を知ってうれしかった。笑顔で幸せな暮らしを、安全運転で守っていくというイメージで描いた。ハンドルの中の笑顔を見て、安全運転の大切さを感じてほしい。絵を描くのが好きなので、将来はイラストレーターになりたい」と話した。

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