現地時間1月26日から29日にかけて、セリエA第22節の10試合が行われた。
暫定首位のユヴェントスはエンポリをホームに迎えての一戦。序盤からゲームをコントロールしていたが、16分に相手への危険なタックルを見せたアルカディウシュ・ミリクがVAR介入によって退場処分となり、前半から1人少ない状況に追い込まれる。後半開始早々の50分にはCKからのこぼれ球をドゥサン・ヴラホヴィッチが押し込んで先制したものの、エンポリも徐々に盛り返し、70分にトンマーゾ・バルダンツィがグラウンダーのミドルシュートを決めて同点に。その後はエンポリが攻め込んだもののスコアは動かず、ユヴェントスにとっては手痛いドローとなった。
暫定2位のインテルはアウェーでフィオレンティーナと対戦。14分、CKからニアサイドに走り込んだラウタロ・マルティネスが頭でフリックしてゴールに流し込み先制に成功する。その後はフィオレンティーナが主導権を握って何度かチャンスを作り、77分にはPKのチャンスをつかんだものの、ニコラス・ゴンサレスのキックはGKヤン・ゾマーが難なくキャッチ。ラウタロ・マルティネスのゴールが決勝点となって完封勝利を収め、ユヴェントスをかわして暫定首位に浮上した。
ミランはホームでボローニャと対戦。29分、波状攻撃からジョシュア・ザークツイーがゴールネットを揺らしてボローニャが先制する。ミランは42分にPKのチャンスを得たが、オリヴィエ・ジルーのキックは相手GKに阻まれてしまう。それでも前半終了間際、右サイドからのクロスをルベン・ロフタス=チークが流し込んで同点とする。74分に再びPKを得たが、今度はテオ・エルナンデスが失敗。その後、83分にロフタス=チークがヘディングシュートを決めて勝ち越しに成功したものの、試合終了間際にPKを与えてしまい、リカルド・オルソリーニに決められて同点に。2-2のドローに終わった。
サレルニターナと対戦したローマは、パウロ・ディバラのPKなどで2-1と勝利。ダニエレ・デ・ロッシ新監督就任以降、2連勝となった。ラツィオ vs ナポリはスコアレスドロー。ラツィオの鎌田大地はベンチ入りしたものの出場機会は訪れなかった。
トリノはカリアリに2-1で勝利。アタランタは前半に2点を奪ってウディネーゼを下し、4位に浮上している。ジェノアは2-1でレッチェに、モンツァは1-0でサッスオーロにそれぞれ勝利。ヴェローナ vs フロジノーネは1-1のドローに終わっている。
◉セリエA 第22節 結果
カリアリ 1-2 トリノ
アタランタ 2-0 ウディネーゼ
ユヴェントス 1-1 エンポリ(ハイライト動画)
ミラン 2-2 ボローニャ(ハイライト動画)
ジェノア 2-1 レッチェ
ヴェローナ 1-1 フロジノーネ
モンツァ 1-0 サッスオーロ
ラツィオ 0-0 ナポリ(ハイライト動画)
フィオレンティーナ 0-1 インテル(ハイライト動画)
サレルニターナ 1-2 ローマ